美しき70代モデル、マダム・チェリーのおしゃれと生き方を綴った短期連載が帰ってきました! 書籍『マダム・チェリーの「人生が楽しくなるおしゃれ」』から、3回連続でお届けするのは、マダム・チェリーの秋の私服コーデ。まずは、50年もののセルフ・ヴィンテージの鮮やかなコートの着こなしをご紹介します。

「似合うとわかっている服は、何十年でも着ましょう」

 

さぞかし家に納まりきらいほど服を持っているのだろう……などとお思いかもしれません。ところが、そうでもないのです。なぜなら私、服はもうそんなに買わないですし、買い物自体ものすごく慎重。「とりあえず買う」ことは絶対ありません。それに昔買った服の多くは手放してしまったの。

30~40年前ずいぶんと投資したブランドものなんて、今思うともったいないことをしました。長い間愛されるブランドにはやはり意味があって、捨てずにとっておいたら、今なら自分なりに着こなすことができたのに。修業が足りなかったわね。

捨てられずに手元に残しているのは思い出のある服、それから生地がいいもの。
ずっと着続けている服もあれば、久しぶりに袖を通してみたら「あら、新鮮」っていう服もあります。

 

 20代から着続けているミス ディオールのコート 

このミス ディオールのコートは、昔モデルとして受注会で着たときにひと目惚れして買ったもの。さすがにボタンは付け替えたけれど、鮮やかなターコイズブルーは健在。きれいでしょ。襟の形がさすがにクラシックなので、スカーフでちょっと工夫して着てみました。(すべて私服)

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50年モノと30年モノの愛用アイテム
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