人間関係が壊れやすくなる、ある行為とは?


これは、上司、部下に関わらず、親子でも夫婦でも友達関係でも言えることですが、相手といい関係を築くために大事なことがあります。
それは、「相手に期待しすぎない」ことです。

 

期待をし過ぎるから、その通りにならないと、(勝手に)裏切られた気持ちになってしまう人は少なくありません。それで信頼関係を壊してしまうのです。
人間関係において、お互いに信頼し合っているかどうかは、一番大切なことです。信じられない相手とは、怖くて一緒になにもできないですしね。
でも、相手に期待をし過ぎてしまうと、その大事な「信頼する気持ち」を自ら損なわせてしまうことがあるのです。相手が期待外れだと、「こんなはずじゃなかった!」と、被害者意識すら持ってしまうことがありますしね。

部下は勝手に、“理想の上司像”を抱き、その通りでないと幻滅し、上司のほうも、“理想の部下像”を思い描き、無理難題を押し付けてしまうことがあります。
人間関係は、「期待しない」くらいのほうが、相手のちょっとした気遣い、優しさ、頑張りに感激し、うまくいくことが多いもの。理想の上司像、部下像を押し付けるよりも、“ありのままの相手”を見て、長所、短所を理解し、「“そういう人”なんだ」と思いながら、自分の中で相手の“取り扱い説明書”を作っていくくらいの気持ちでいたほうがいいのです。

職場では、色々なタイプの人がさまざまな思い、目的を抱きながら働いています。だから、人間関係に悩まされることは多いものですが、無理に仲良くならなくてもいいので、とりあえず、上司&部下を理解し、期待しすぎずに、程よく付き合っていきたいものですね。
 

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