その不調はあなたのせいじゃなく、女性ホルモンの変化によるもの
生理痛にPMS、更年期障害と、女性には特有のさまざまな不調が起きます。こんな不調のために、仕事を休んでしまったり、イライラして人にあたってしまったりすると、自分ってダメ人間だなと、自己嫌悪に陥ったりすることもあるかもしれません。
でも、こんな不調は、あなたのせいではなく、女性ホルモンの変化よるものです。
女性の体では、毎月、排卵と生理が起こりますが、この仕組みを担うのが女性ホルモンの代表格である「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と、妊娠をサポートする「プロゲステロン(黄体ホルモン)」という2つの女性ホルモンです。
女性ホルモンと生理周期
エストロゲンには、妊娠に備えて受精卵のベッドになる子宮内膜を厚くする作用があり、この分泌量がピークを迎えると排卵が起こります。
すると今度は卵巣から分泌されるプロゲステロンの量が増加。プロゲステロンは、子宮内膜を整えて妊娠成立を助ける準備をします。
この期間に精子が子宮に入ってきて卵管を通って移動して、卵子と出会って合体し、受精卵になり、子宮に着床することで妊娠期間がスタートします。
妊娠成立しなかった場合は、排卵から約10日後にはプロゲステロンの分泌量は減少し始め、子宮内膜からプロスタグランジンという物質が産生され、その作用により子宮が収縮して内膜がはがれ落ち、私たちが目にする生理となるのです。
わかりやすいグラフで見る女性ホルモン
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