「朝食を食べる」を最優先に

 

朝食抜き、昼食や夕食でどか食いの生活は、まさに疲れ老けになる連鎖を地で行く生活です。これを脱するには血糖値を安定させること。まずヨーグルトからでも朝食を摂りましょう。

朝食を摂ると血糖値が安定して、昼食後の血糖値の急上昇を抑えられます。その後、血糖値は緩やかに上がってから下がります。急激な血糖値の低下がないので、エネルギー不足を起こしづらく、手軽で高カロリーのお菓子が欲しくなくなり、血糖値の急上昇も防げます。昼食の6時間後くらいで空腹になったら夕食を。

カラダへの負担が大きく疲労感を生む血糖の乱高下を防ぐには、食事の時間と量が大切です。時間は食事の間が空き過ぎて低血糖状態を生まないように、まずは朝食を摂る習慣を。量は増減が大きくならないバランスで、朝・昼・夜は3:4:3を目指しましょう。

 


自律神経が整うと、暴飲暴食や偏食が減る

 

自律神経はカラダの働きを無意識に調律する神経。昼には交感神経が優位になり、てきぱきと動ける、夜になると副交感神経が優位になり、休息モードになります。同時に、ホルモンの分泌をコントロールする大事な役目もあります。

食前の血糖値が下がったときはグルカゴンが分泌。食後は急激な血糖値の上昇を防ぐためのホルモンであるインスリンが分泌されます。これが正常だと食欲をコントロールでき、急に甘いものが欲しい!ということもなくなります。

しかし血糖値が乱高下を起こすと、ホルモンが正常に分泌されず、自律神経が乱れてカラダに負担がかかり疲弊していきます。自律神経を整えるには、血糖値の乱高下を防ぐ必要があり、空腹時に高糖質食は避けたいもの。空腹になり過ぎないように、1日3回食事を摂るだけでも血糖値の乱高下は防げ、自律神経も整います。