左右上下いずれかに余白を作るとドラマチックになる


例えば、お料理の写真をテーブルの上で撮る場合。

 


美味しそうなソースがかかったゆで卵をど真ん中に配置してみました。これはこれで悪くないですが……。

三分割法にのっとって2つの線の交点に卵が来るようにトリミングをしてみます。

 

こちらのほうが空気感と奥行きのあるおしゃれな写真になりました。

 

「三分割」の理論は、正方形の写真の場合でも、横長でも同じです。

横長の画角で建物を撮影する場合。建物をど真ん中に配置するよりも……

 

どちらかに寄せたほうが、情緒のある写真になります。

 

人物を撮るときも、ど真ん中に入れると証明写真っぽくなってしまうことが。左右どちらかに寄せたほうがドラマチックな写真になります。例えば、旅のスナップ。

 

これはこれで悪くないですが、やや面白みがないですね。
三分割法で左へ寄せてみます。

 

グッとドラマチックな写真になりました。

 

前回、水平・垂直を意識するといいとお話ししました。

遠景を撮影する際は、水平をしっかりとった上で、要素が三分割されるように配置すると、空や海の広がりが気持ちよく感じられる写真になります。上の写真は、桟橋、海、空で三等分されるように意識しています。

 

こんな感じで要素が三等分されていると安定感があってバランスの良い写真になります。

 

「三分割法」は気持ちの良い構図の一例であり、絶対のルールではありません。でももしインスタにアップする際などにトリミングに悩んだら、交点にメインとなるものが来るよう左右どちらかに寄せてみると、雰囲気がガラッと変わります。数ミリの違いによる印象の変化にこだわって調整してみてください。

自分でも気に入った写真が撮れるようになると、「いいね」がつきやすいとかフォロワーが増えやすいとかそういうこと以前に、発信する楽しさがグッと上がると思います。「書きたいことはあるのに、いい写真がない……」って諦めてしまうのはもったいない。ぜひ楽しくたくさん撮ってくださいね!


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イラスト/shutterstock、川端里恵

 

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