「不意キュンラブストーリー」に、「新世代ラブコメディ」、「サスペンスラブストーリー」などなど。2021年秋ドラマは多種多様なジャンルの恋愛ドラマがズラリ! そこで本稿では、おすすめ3作をピックアップして見どころを解説していきます。

“菅波先生ロス”は偽り夫婦コメディで癒して
『婚姻届に判を捺しただけですが』
(10月19日スタート/TBS系)

『婚姻届に判を捺しただけですが』(10月19日スタート/TBS系)(ドラマ公式サイトより)

「病める時も、健やかなる時も…愛し合わないことを誓います!!!」

このコピーの時点ですでに面白い、偽り夫婦コメディ! 「おひとり様最高!」と独身を謳歌しているイマドキ女子・明葉を清野菜名が。とある理由から、“既婚者”の肩書きを手に入れるため、明葉に偽装結婚を申し込む堅物サラリーマン・百瀬を坂口健太郎が演じます。
  
『着飾る恋には理由があって』の真柴(川口春奈)や、『わたし、定時で帰ります。』の結衣(吉高由里子)など、数々のカッコ良いヒロインを生み出してきたTBS火曜ドラマ。夏ドラマ『プロミス・シンデレラ』の早梅(二階堂ふみ)もそうでしたが、王子様を待つのではなく、自ら幸せを掴み取りに行くキャラクターが多いのがこの枠の特徴です。

 

『婚姻届に判を捺しただけですが』(以下、『ハンオシ』)の明葉も、仕事にやりがいを感じていて、自由気ままな生活を楽しんでいる自立系ヒロイン。華麗なアクションを武器とするサバサバ女優・清野菜名が演じるからこそ、より魅力的なキャラクターになりそうです。働く女性にとって、少し気がゆるみがちな火曜日の夜に、喝を入れてくれる存在になること間違いなし!

そして、百瀬を演じる坂口健太郎ですよ! 現在放送中の朝ドラ『おかえりモネ』の菅波先生、かなり話題を集めていますよね。筆者もかなりハマっていて、「確実にロスになる…」と恐れていました。そんな時、『ハンオシ』の放送が発表されて、少しホッとしたような気分に。“菅波先生ロス”を恐れている皆さん、『ハンオシ』でロスになった心を癒しましょうね。(有生青春さんが書かれている原作漫画を見る限り、百瀬かなり良いですよ!)