2021年秋冬トレンドの傾向をスタイリスト佐藤佳菜子さんが解説。コロナ禍を経験したからこその、新しいおしゃれの価値観とは?

 


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作り手がワンマイル服に飽きて、自由に「作りたいものを楽しんで作っている」と感じた2021秋冬ファッション

異素材ミックスやレイヤード風など、ひとワザ効いたアイテムも豊富。 左から:ワンピース¥42900/スタンブリー ワンピース¥39600/エレ ストリオフ

スタイリスト佐藤佳菜子さん(以下、佐藤)「ここしばらく、カジュアルでらくちんな服、ワンマイル服などがブームでしたが、この秋冬は少し様子が違いました。地味じゃない、デコラティブな服をよく見かけるようになりました。シルエットも、ディテールも、素材感も、なにか主張がある!」

ミモレ編集部・高橋「確かに! さまざまなファッションブランドの展示会で、デザイナーさんやディテクターさん、プレスの方と話していても、作り手側がらくちんな服やワンマイル服にもう飽きていて、自分が好きなものを、作りたいものを自由に、楽しみながら作っているように感じました」

2021秋冬こそは、自粛ムードを脱出して、おしゃれを楽しみたい!

左から:ニット¥47300/イレーヴ ニット¥17600/ウォーレン スコット フォー RHC(RHC ロンハーマン) パンツ¥42900/アキラナカ(ハルミ ショールーム)

ミモレ編集部・高橋「いつもは春夏に流行るパステルカラーが今季は珍しく秋冬にも登場したのも、きっとその影響ですよね」

佐藤「そうですね。『2021年「秋に流行る意外すぎるもの」ベスト3【スタイリストのトレンド解説】』で『意外すぎるトレンドNo. 1』として『冬なのにパステル』をピックアップさせていただきました。長年スタイリストをしていますが、これまでにはなかった傾向で、驚きました」

ミモレ編集部・高橋「今年こそは自粛ムードを脱出して、ハッピーな気持ちになりたい、素直におしゃれを楽しみたいという気持ちからのことですね」

 
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