日常の中の小さな”いい取材”を発信に活かそう


オーディエンスのために話を聞くというと大げさに聞こえますが、誰でも日常的にやっていることだったりします。

 

たとえば、実家に手土産としてお菓子を買っていったとします。「この抹茶味がお店で一番人気なんだって。冷蔵庫入れとけば明後日までもつらしいよ」と家族に伝えるなんてことも、もらう人のための”いい取材”の一つです。「どれが人気なのか」「どうしたら日持ちするのか」など店員さんに聞いてみたってことですね。

 

このように、誰かの代わりに、知りたいこと、聞きたいであろうことを聞くのは、マスメディアの記事や報道に限った話ではないんです。個人のSNSの投稿でも、ブログでも、自社メディアの記事でも、見てくれる人が知りたそうなことを想像して取材をする意識をもつと、グッと情報量やお役立ち度がアップします。

例えば、部屋に飾っているお花の写真をインスタにアップするとしたら、お花屋さんに聞いた長持ちさせるコツや、そのお花にまつわるTIPSなどがちょっと入るといいですね。「梅雨時のお花、紫陽花は、水をたくさん吸うのでたっぷり水をあげると日持ちするそうです」など。”お花を飾る素敵な暮らしをする私自慢”だけに終わらない……見てくれた人にちょっぴり役に立つかもしれないことを織り交ぜる意識をもつといいと思います。

 

私と同じくあまり社交的でなく積極的に人に話しかけるタイプじゃない方も、誰かに教えてあげたいなというミッションがあると、意外とすんなり質問できたりするかもしれません。「日常の中の小さな取材」をぜひ試してみてください。


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イラスト/shutterstock、川端里恵

 

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