とっさの英語につまったら万能3動詞に頼ろう

 

先生:さて、ゆかりさん、「とっさに英語が出てこなくて困った」という経験はありませんか。

 

ゆかり:そんなのしょっちゅうです。

先生:そうなんです、英会話の悩みの大部分が「とっさに英語が出てこない」というものなんです。繰り返しになりますが、皆さん、主語はすぐに思いつくはずです。問題は次に続く動詞。つまずきの多くは、主語の次にくる動詞が思いつかず止まってしまう、というものです。そんな時、9割くらいは3動詞のどれかで誤解なく言えるのです。動詞が浮かばない時に助けてくれるのがhave do getです。この3動詞で大体どうにかなるということです。

ゆかり:ホントですかぁ??(疑いの目)

先生:はい、ホントですよ。ただし「この3動詞だけでペラペラだ!」ってわけではありません。ごめんなさい、他の単語も覚える必要があります。

ゆかり:じゃあ、実際の会話で使う動詞の9割がこの3つ、というわけではないんですか?

先生:違います。「行く」と言いたいならgoを使いますし、「好き」ならlike、「食べる」ならeat。日本人は3000語を知っているなんて言いましたが、動詞に迷わなければ万能3動詞を使うまでもありません。問題はそうじゃない時。例えば、ゆかりさんはご兄弟はいますか?

ゆかり:兄がいます。

先生:今の答え「兄がいます」を英語にしてみてください。まず動詞を決めるんですよね。いる、ですよね。

ゆかり:いる? え、いるってどう言うんですか?

先生:haveです。

ゆかり:え、でもhaveって「持つ」ですよね。

先生:そうやって覚えましたが、実際の用途はもっと広いのです。「have=持つ」と覚えると、日本文で「持つ」と言わないかぎり、haveが出てこなくなります。この万能3動詞は、もっとふんわりしたイメージでとらえてください。でないと応用がききません。