アラフォー女性を辛い現実から救い出してくれる存在

ⓒSTUDIO DRAGON CORPORATION

パク・ボゴムが大好きだという真奈美さん(39)は、『ボーイフレンド』を韓国ドラマ好きの夫と一緒に観ていたそう。ところがなんと、夫と口論になったというのです。

「夫は、『こんな男のどこがいいんだ?』と言うんです。新入社員でお金も力も経験もなく、若くてイケメンなだけじゃないか、って。自立した女性からしたら全く頼りにならない存在だし、なぜここまで好きになるのか理解できないと」

 

パク・ボゴム演じるジニョクは、大手ホテルに入社したての新入社員。果物屋を営むごく一般的な家庭で愛されて育った、ピュアでまっすぐな若者です。

それに対してソン・ヘギョ演じるスヒョンはホテルの代表で、父親も有名な政治家です。彼女はバツイチなのですが、元夫の家族も財閥系。まさにセレブで、たびたびマスコミを賑わせています。

「条件だけ見たら夫の言う通りなんですけど、夫は何もわかってないなあと思いました。私からするとボゴムは、“アラフォー女性を辛い現実からを救い出してくれる、ヒーローのような存在“。

若くて経験もない分、純粋で自由なところがありますが、だからこそ息苦しい毎日を送ってきた彼女に躊躇なく手を差し伸べ、助け出すことができました。『私にもボゴムみたいな恋人がいたらなあ…』なんて、夫が隣でドラマを観ているというのに妄想してしまいました(笑)」

ライターの私も、年齢の近いソン・ヘギョに自分を重ね、スヒョン役にすっかり感情移入してしまいました。スヒョンのようにセレブでもなんでもありませんが、しがらみや常識、世間体に縛られた女の人生って、時々すごく窮屈に感じることがあります。

そんな現実から救い出してくれる12歳年下の超イケメン……。きっと多くの女性が「ボゴム、私も現実逃避させて!」と叫びたくなったと思います。

そういえば二人の出会いはキューバですし、冒頭で触れた情熱的なキスシーンもキューバ。あの場面は、本当に興奮しすぎて息が止まるかと思いました(笑)。

美しいカリブ海を背景に繰り広げられるラブストーリーはあまりにロマンチックで、まさに私たちを現実逃避させてくれるドラマなのです。

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年下男子の前で躊躇してしまう女心に共感


バツイチの芽衣さん(41)も、スヒョンには強く共感したといいます。

「離婚後に好きになった男性が、10歳年下だったんです。だけど自分の年齢や過去の経験が足かせになって、踏み出せませんでした。相手は若くて離婚経験もなく、仕事もプライベートもまさにこれから! という時期。

私には彼が少し眩しすぎて、『私みたいなバツイチのオバさんがアプローチするのは申し訳ない』と躊躇してしまいましたね。

だからこそ、スヒョンの戸惑いに共感できました」

パク・ボゴム演じるジニョクは、若くてピュアで、両親からもたっぷりと愛情を注がれている男性。そんな彼は、バツイチでスキャンダルだらけのスヒョンにとっては、あまりに清く眩しすぎる存在なのです。

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「私なんかが彼を求めるのはおこがましい」と躊躇する彼女の気持ちは、よく理解できます。自分が年齢と経験を重ねると、若くて魅力的な男性と出会ったとしても、ブレーキがかかるようになるんですよね……。

財閥やセレブの世界はわかりませんし、現実ではボゴムのような若いイケメンとの出会いもないかもしれませんが、『ボーイフレンド』に共感できるのは、生きづらさを感じているアラフォー女性の葛藤をよく表現しているからかもしれません。

ドラマを見終えると同時に、不思議と「よし、また恋してみようかな」というエネルギーが湧いてきました。ラブシーンも堪能しながら、12歳差恋愛の結末がどうなるのかぜひご覧ください。

ボーイフレンド
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NBCユニバーサル・エンターテイメント
構成/山本理沙
この記事は2021年10月22日に配信したものです。
mi-molletで人気があったため再掲載しております。

前回記事「アラフォーになって、男の色気がダダ漏れ!女性の妄想を掻き立てる韓国俳優ソン・ジュンギ」>>

 
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