ぼんやりうろ覚えでも大丈夫! お話ししながら見つけましょう

 

ぼんやりしたうろ覚えでのご相談もよくあります。
「『手術はしたけど首から下が動きません』という本を探しているんだけど……」
こういうときは、とにかく利用者に質問をします。

「どんな話ですか?」
「どこで本の存在を知りましたか?」
「日本の本ですか?」
「新しい本か古めの本か、わかりますか?」

 

「以前、この図書館の闘病記コーナーに置いてあった本です」
このときは利用者からそんなヒントをもらいました。当館の蔵書検索と合わせて、Googleで「手術はしたけど首から下が動きません 闘病」と検索します。

「『命の授業 30万人が泣いた奇跡の実話』ではないでしょうか。本の帯に『手術はしたけど首から下が動きません』と似た文言の記載があるようです」
「そう、それ!!」

レファレンス・インタビューを重ねていくうちに、利用者自身がだんだんと情報を思い出していくことも多々あります。だからこそとにかく、司書とやりとりをしてみることを強くおすすめしたいです。