国際間の競争、国同士の摩擦が起こりやすい時期

 

さらに、土の時代から風の時代へ、星の移動が終盤に差し掛かることで、国という大きな単位にも影響が出てくる可能性が。水晶先生は世界の動きをこんな風に予測します。

「2022年〜2023年あたりは、どこかの国の形が大きく変わるかもしれません。山羊座は社会や権力、仕事や会社を象徴する星座。そんな山羊座的なものが【成熟と清算】の時期に差し掛かってくるここ数年は、そうしたものの総決算的なことが表面化しやすい傾向にあるからです。各国の権力争い、国際間の競争が激しくなったり、ぶつかり合いや摩擦が起こりやすくなるかもしれません。

土の時代から風の時代への移行期間ですから、新しい支配の形が生まれる可能性もあります。お金の流れを監視されたり、国の情報をハッキングされたり……。どんな変化かはわからないけれど、気がついたら大きく世の中も生活も変わっているようなことが起きるかもしれませんね」

 


いつの時代だって変わり続ける。だから恐れないで!

 

2020年、2021年のコロナ禍で、半ば強制的に変化せざるを得ない状況になった私たち。若干息切れを感じている人も少なくないかもしれません。「変化は続くよどこまでも」な状況にどう対処すればいいか、水晶さんはこんなことを話してくれました。

「考えてみれば、昔はいていたジーンズって、洗うとゴワゴワですっごく硬くなかったですか? でも今は、柔らかくてストレッチが効いていてとっても快適ですよね。インターネットだって、昔は電話線につなぐダイヤルアップ方式が主流で、“ピーヒョロロロロ……”なんて音が出ていました。今や無線WiFiだし、音も出ない(笑)。何が言いたいかというと、いつだって大なり小なり時代は変化し続けていて、私たちはそれを自然に受け取ることができているということです。

今、【破壊と再生】のイメージを持つ冥王星は、【伝統や古いもの】のイメージを持つ山羊座に入っていますが、これは伝統や古いものが一度破壊されて、新たな形に再構築されるようなことが起こりやすくなる配置。働き方や社会の形が変わっているのも、この影響が小さくありません。古いものが壊れる瞬間を目の当たりにすることもありそうですが、私たちはこれまでもいつだって変化の中にいたのですから、きっと乗り越えられるはず。むしろ、変わっていくことこそ、生きるということなのかもしれません。要らない古いものは捨てる。大切にしたいものは新しいことを取り入れることで残していく。上手に取捨選択をしてしなやかに変わっていきましょう」

 

水晶玉子(すいしょう・たまこ)さん
占術研究家。西洋・東洋の枠を超え、多様な占術を研究、執筆。「ダウンタウンDX」ほか、TVやラジオに多数出演。空海が伝えた宿曜経を元にした「オリエンタル占星術」は“魔のウィーク”など毎日の運勢が怖いほど当たる!と定評。『水晶玉子のオリエンタル占星術 開運暦』はシリーズ累計50万部突破!! 『SPUR』『MENS’ NON-NO』等の雑誌連載や占い特集、「マンダリン占星術」「新ペルシャン占星術」などの占いサイトも好評。

『水晶玉子のオリエンタル占星術 幸運を呼ぶ365日メッセージつき 開運暦2022』
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取材・文/金澤英恵
構成/山崎 恵

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