テレワークが広まり、運動不足や、長時間のパソコン作業などによって、肩こりがひどくなったという人が増えています。そこで、発売以来、大人気の付録付き書籍『体脂肪計タニタ社員が毎日やってる タニタサイズ』のエキスパンダーを使った簡単な肩こり解消ストレッチを、タニタのパーソナルトレーナーの戸澤恵里さんに教えていただきました。すべてのデスクワークの方におすすめです!

『体脂肪計タニタ社員が毎日やってる タニタサイズ』


肩甲骨周りの筋肉は常にオーバーワークのブラック企業状態


テレワークで最もガチガチに固まりやすいのが肩甲骨周りなのだとか。その理由を戸澤さんに伺いました。

「肩甲骨が胴体とつながっている場所は、実は鎖骨の一部です。自由に動かせる一方で、不安定な状態にあると言えます。その不安定な状態で頭や腕の重さを支えているので常に負荷がかかっています。
それに加えて、パソコン作業などで猫背姿勢が続くと、肩甲骨を支える筋肉のうち、肩甲骨を寄せる筋肉は伸びて使われにくくなります。

 

そのため、肩甲骨を支える僧帽筋や、首の骨と肩甲骨をつなぐ肩甲挙筋などといった筋肉は過剰に使われてオーバーワーク気味に。
つまりこれらの筋肉はブラック企業で働かされているようなもの。この過剰な負荷によって緊張してしまい、血液やリンパの流れが悪くなって、ガチガチにこりかたまってしまうのです」(戸澤さん)

PC作業中は、頭や腕の重さを支えたり、猫背姿勢を続けたりすることで、肩甲骨周りの筋肉は常にオーバーワークの状態。


ガチガチ肩甲骨を解消するには“肩甲骨周りの筋肉の働き方改革”を


「肩甲骨周りの筋肉を総動員してバランスよく動かすことです。怠けている筋肉はしっかりと動かして鍛えて、過剰に使われて固まっている筋肉はよく動かして柔軟性を高める。つまり“肩甲骨周りの筋肉の働き方改革”というイメージです。

同じ姿勢を15分とっているだけで、その姿勢を持続させるための運動パターンができてしまうと言われているので、パソコン作業などで同じ姿勢が続くときは、30分おきなど、こまめに肩甲骨周りを動かすようにすることが、ガチガチ肩甲骨を解消するコツです」(戸澤さん)

なぜエキスパンダーを持つといいの?

 

ガチガチ肩甲骨のリセットのために、戸澤さんがおすすめしてくれたのが、『体脂肪計タニタ社員が毎日やってる タニタサイズ』に付いているエキスパンダーを使った、仕事の合間に座ったまま簡単にできる肩甲骨周りのストレッチ。エキスパンダーを持ってストレッチをするほうが、なぜ効果的なのでしょうか。

「エキスパンダーを持って、たるまないように引っ張るだけで肩甲骨周りの筋肉が常に使われ続けます。また、エキスパンダーを持って末端を安定させると、肩甲骨周りの筋肉を集中的に動かすことができます。ですからエキスパンダーなしより、エキスパンダーを持ってストレッチをするほうが、よりしっかりと肩甲骨周りを動かせるのです。」(戸澤さん)