長い人生の最後に幸せなのは、
「人の幸せが自分の幸せ」
というところに戻っていく人

 

年齢を重ねていくことに対して、悲観的にとらえることが多いようです。日本抗加齢医学会などの医学界でも、最近、長生きしても幸せでない人も多いことが、課題になってきています。

最近、95歳以上の人がどういったかたちで幸せに過ごしているかというデータも出てきていて、最終的には、「人の幸せが自分の幸せ」というような考えになっていく人が幸せになっているようです。

子供がいて、まだ巣立っていないときには、ひたすら子供のために一生懸命で、自分の時間はあまりもてなくてもしょうがないと思いながら過ごすものですが、子育てが終わり、閉経を迎える頃、そこからはやっと自分ために生きる時間を謳歌できるようになります。

 

年齢を重ねるほど、誰かの役に立つことが生きる喜びに


そして、さらに年齢を重ねると、再び、「人の幸せが自分の幸せ」と思うようになったり、「誰かの役に立つことが生きる喜び」と感じたりする人が増えていくようです。

たとえば、若い世代の人に何かを教えることや、社会貢献をすることに喜びを感じたりというように。
その対象は「人」に限らず、動物や植物など、何か変化していくものを自分が責任をもって見守るということが喜びになっていきます。

 

たとえば、ベランダ菜園を始めて、自分で水や肥料をやったりして、丹精込めて野菜を育てて、それが実っていくことに幸せを感じるなど。変化していくものを自分が見守って、それが実るということが大きな喜びになるのです。

 
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