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必読!愛子さまの賢さに驚く「中学3年生の作文」

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12月1日に20歳の誕生日を迎え、成年皇族となられた愛子さま。5日には歴代天皇などをまつる皇居の宮中三殿を参拝され、宮殿で女性皇族の中では最高位の勲章である宝冠大綬章を天皇陛下から受け取られました。

宮中三殿へのご参拝は参拝服、陛下から勲章を受け取られる際にはローブ・モンタントをお召しになり、その後ローブ・デコルテに着替えられ、勲章とティアラをつけた正装で取材陣の前にお出ましになりました。

写真:代表撮影/ロイター/アフロ

品の良いほほえみをたたえた愛子さまは、国民が驚くほどの美しさでした。
上背があり、優雅でエレガントなお姿は雅子さまによく似ていらっしゃいます。
愛子さまがお生まれになったときから成長を見守りつつ、皇室を長く担当している毎日新聞客員編集委員の大久保和夫さんが、愛子さまの20年を振り返ります。

 


「生まれたこと」そのものが最も素晴らしいこと


20年前、愛子さまは国民の祝福の中でお生まれになりました。
ご誕生の翌日には、皇居前広場で「新宮さまのご誕生をお祝いする国民の集い」が開かれ、多くの人々が喜びを分かちあいました。お名前の「愛子」と称号の「敬宮(としのみや)」は中国の古典「孟子」に拠り、上皇さま(当時は天皇陛下)から「人を愛し、愛され、人を敬い、敬われる」ことを願って名づけられました。

写真/JMPA
写真/JMPA

「愛子さまのご誕生は、皇室にとっても国民にとっても、『お生まれになったことそのものが素晴らしいこと』でした。

次の皇位継承者である皇太子さま(今の天皇陛下)と雅子さまには、お子さまをつくることが期待されていましたが、結婚されてから8年間、お二人の間にはできませんでした。そうした意味で8年目で生まれた愛子さまは、まさに待望されたお子さまだったのです」

愛子さまが幼かったころ、宮内庁担当の記者としての思い出を大久保さんは明かします。

「愛子さまを最初に拝見したのは、誕生から1週間後、雅子さまが出産した宮内庁病院を退院したときでした。雅子さまに抱かれた愛子さまは、ぐっすりと眠っていましたが、病院関係者ら周囲にいた誰しもが和やかな笑みを浮かべ、幸せそうな表情をしていたのが印象に残っています。私も本当によかったなぁ、と思ったものでした。

写真/The Asahi Shimbun/Getty Images

生後8ヵ月になって那須にご静養に行かれたときには、皇太子さまが愛子さまをベビーキャリアに乗せて背負い、沼原(ぬまっぱら)湿原地帯を散策されています。
陛下はエンジと紺のストライプのラグビージャージ、雅子さまも爽やかなブルーのチェック柄のシャツを着て散策を楽しまれました。そのときのキャリーに乗った愛子さまが、ニコニコして、とっても元気で笑顔のたくさんあるお子さんでした」
 

雅子さまの愛情に包まれ、とても大事に丁寧に育てられる


その後、学習院幼稚園に通ったのち学習院初等科に入学されました。初等科にあがられてから、お休みがちのことも……。

写真/The Asahi Shimbun/Getty Images

「愛子さまはとてもナイーブな方なのでしょう。いじめがあったといわれていますが、子ども同士の遊びのような、悪口のようなこともまともに受けられる方という印象でした。
ただ、そのときの雅子さまの愛情が素晴らしかった。愛子さまとともに登校し、教室の後ろで授業を見ていたり、遠足についていったりしました。それが一部の人たちに誤解を与えたこともありました。


でも、それらは雅子さまの愛情から出たことなんです。すごく大事に、大事に愛子さまを育てたいという思いがおありになる。すべては我が子を守るという気持ちの発露だったと思いました」

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1.3.5.21 写真/JMPA・光文社
2 写真/毎日新聞社/アフロ
4.17.28 写真/JMPA/小学館
6.16.29 写真/ロイター/アフロ
7 写真/JMPA/新潮社
8.10.11.14.18.19.23.24.26 写真/The Asahi Shimbun/Getty Images
9.12.13.27.30-32 写真/宮内庁提供
15.20 写真/AP/アフロ
22 写真/JMPA/文藝春秋
25 写真/読売新聞/アフロ

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