「愛があるか、ないか」で判断する


生きていく上で一番大事なものは、愛(思いやり)です。『論語』でも、一番大切にするべきものは、「仁(愛、思いやり)」だと伝えています。
ただただ「それが常識だから」「そういう規則だから」「そういうものだから」といった理由で受け入れてしまうのではなく、自分でも「そこに愛(思いやり)があるのかどうか」を元に判断することは、大事なことです。

現代にはおかしな校則や理不尽な社則があり、問題になっています。例えば、会社によっては、未だ「社内恋愛禁止」のところがあります。好きな人と両想いになったら、付き合いたくなるのは当然のこと。仕事のためとはいえ、愛する気持ちを禁止したり、社員のプライベートまで会社が干渉したりするのは、行き過ぎだと言えるでしょう。
おかしなことに対しては、「変だ!」と思えるようになっておくことは、幸せに生きていくために大事なことです。そうでなければ、言い方は悪いですが、 “奴隷”のように何でも従ってしまう人(=コントロールされてしまう人)になってしまいます。

 


「それが常識だから」ではなく、自分でも考えることが大事!


これからも、世の中には新たな常識やルールが生まれてくるでしょう。それは必ずしもいいものばかりとは限りません。
「それが常識だから」「そういう規則だから」と鵜呑みにしたり、「自分さえよければ問題ない」と自己中になったりするのではなく、色々な立場の人に目を向け、「その常識は受け入れるべきなのか」「本当に正しいルールなのか」などを考えることは重要なことです。
「柔軟性を持つこと」「鵜呑みにしないで、自分で考えて判断すること」「根本的に大切な道理を学ぶこと」「そこに愛があるのかどうかを考えること」を大切に、どんどん変化していく新しい時代に乗っていきたいものです。
 


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