昨年は主演したドラマ『お茶にごす。』で最凶の不良、『恋です!~ヤンキー君と白杖ガール』ではヤンキー(でも、どちらも憎めないキャラ)を演じた俳優・鈴木伸之さん。今年は、1月13日スタートの新ドラマ『ケイ×ヤク -あぶない相棒-』​で、近作とは180度違う、堅物な公安捜査官を演じます。しかも、ある未解決の失踪事件を捜査するため、犬飼貴丈さん演じるミステリアスなヤクザと偽りの“恋人契約”を交わすというちょっと“あぶない”役どころです。

 

鈴木伸之(すずきのぶゆき)1992年10月14日生まれ。神奈川県出身。劇団EXILEのメンバー。2021年10月期には主演した『お茶にごす。』ほか、『恋です! ~ヤンキー君と白杖ガール』、『ラジエーションハウスⅡ〜放射線科の診断レポート〜』と3作品に出演し、話題を集める。そのほかの出演作に、映画『今日から俺は!!劇場版』『ブレイブ -群青戦記-』『東京リベンジャーズ』など。2022年4月に『劇場版ラジエーションハウス』も公開予定。@nobuyuki_suzuki_official

 


ドラマ『ケイ×ヤク』で鈴木さんが演じるのは、警視庁公安部の捜査官・国下一狼(くにしたいちろう)。未解決事件の捜査再開を訴え続けているが、ある全く別の任務を命じられます。それは犬飼貴丈さん演じるヤクザの若頭・英獅郎(はなぶさしろう)の内偵と監視。その過程である驚愕の事実を知り、一狼と獅郎は偽りの“恋人契約”を結び、秘密捜査を始めると……。

――医者、不良、高校生などさまざまな役を演じられていますが、今回の『ケイ×ヤク』の公安捜査官です。決まったときは、どんなお気持ちでしたか?

ヤクザじゃないんだって思いましたね(笑)。わりとヤクザとかヤンキーとかを演じることが多いので。でもひと口にヤンキーだったりヤクザだったとしても作品ごとに、キャラクターって違うので、同じであっても初めて演じる肩書であっても、どれもやっぱり新鮮なんですよね。それに自分自身でも、その作品ならではの役にはしたないと思っています。

――さまざまな作品に立て続けに出演されていますが、役の切り替えなどはどうされているんですか?

自分で意識して変えている、というよりは、変えてもらっている感じです。現場に来ると衣装や髪型を整えてもらい、そして共演者やスタッフの方とともにセットに入る。そうすると、自然と話し方から態度から何から変わっていく。だから、その役に見えるように周りに変えてもらっている、感覚がありますね。

 

――今回の一狼は堅物で捜査官です。鈴木さんご自身と似ている部分、違うなと思う部分はどんなところですか?

一狼は朴訥で真面目な捜査官。物事の倫理をしっかり守る、曲がったことが嫌いな男です。女性の影がなくて、本当に仕事一筋。似ているのは、疑問に思ったり、違うなと思ったときに黙っていられないまっすぐなところかな。一狼も、上官から何も聞くなと言われても、疑問に思ったら問いたださずにはいられないけれど、僕もそうで。空気を読んで押し殺すよりも、意見したり、行動に移しちゃうところは似てるなと思いました。

違うなと思ったところは……恋愛経験ですかね(笑)。というのは冗談ですが、一狼は料理上手なんですが、僕自身はほぼ料理はしません。できないわけではないので、ごくたまに親子丼を作ったりしますが、ほとんどしないに等しいです。

 

――偽装カップルを演じる、英獅郎役の犬飼貴丈さんとは今回初共演ですが、どんな印象ですか?

ドラマで共演する3ヵ月間で、本当に恋をしそうなくらいかっこいい(笑)。声が魅力的だし、吸い込まれそうなくらい目が大きい方だなという印象でした。これまでの犬飼さんとはまた違った新しい彼が見られると思うので、注目しててほしいですね。

鈴木さん演じる公安捜査官の国下一狼(右)と暴力団の若頭・英獅郎役の犬飼貴丈さん(左)。

『ケイ×ヤク』はクライムサスペンスであり、一狼と獅郎のバディもの。捜査を進めている事件の内容がわりと重たいので、その合間にある、ふたりの何気ない会話がくすっと笑えていいアクセントになっているんじゃないかなと。ふたりの関係は偽装なので、最初は距離があるんですが、一緒に捜査していくうちに縮まっていく。そのギャップというか緩急があるところも見どころなんじゃないかな。演じる上でも、その距離感の変化をうまく表現したいなと思っています。

「本当に好きになりそう」鈴木伸之さんが『ケイ×ヤク』で演じるのは“偽り”恋人関係スライダー1_1
「本当に好きになりそう」鈴木伸之さんが『ケイ×ヤク』で演じるのは“偽り”恋人関係スライダー1_2
「本当に好きになりそう」鈴木伸之さんが『ケイ×ヤク』で演じるのは“偽り”恋人関係スライダー1_3
「本当に好きになりそう」鈴木伸之さんが『ケイ×ヤク』で演じるのは“偽り”恋人関係スライダー1_4


――ドラマのイメージビジュアルを見ると、一狼と獅郎が意味深でドキドキしてしまいます。

ドラマのキャッチコピーにある通り、ふたりは“禁断のバディ”。偽装カップルでもあるというのは、今までになかった新鮮な設定ですよね。クライムサスペンスとしても、捜査している事件の真相がどうなるのか気になる、という意味でドキドキして欲しいですし、そしてふたりの関係がどうなっていくのかという意味でもドキドキしながら3カ月間見ていただける作品になっているはず。楽しみにしていてください!

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