<Recipe 1>
全部混ぜて焼くだけ! いかのうまみが深い味わいの韓国料理


オサムプルコギ

 

ここからは、2021年12月に刊行された栁川さんの書籍『いつものおかずがぐっとこなれる 簡単ひと手間 共働きごはん』から、とっておきの2つの料理を特別にご紹介。

「娘が韓国グルメが好きで、その影響で我が家でも韓国料理を作るようになったのですが、なかでも家族に受けがいいのがこの「オサムプルコギ」です。コチュジャンベースのたれは、コチュジャン大さじ1に、ほかの調味料は小さじ1とほぼすべて同量なので覚えやすいです。焼く時はあまり動かさず、ほったらかしにしたほうがおいしくできますよ」

【材料と作り方】


 材料〈2人分〉
・いか 2杯(正味約150g)
・豚ばら肉(薄切り) 100g
・玉ねぎ 1/2個

 コチュジャン大さじ1
 砂糖 小さじ1
 はちみつ 小さじ1
 しょうゆ 小さじ1
 酒 小さじ1
 ごま油 小さじ1
 韓国産粉唐がらし 小さじ2程度
 にんにく(みじん切り) 1かけ
 しょうが(みじん切り) 1かけ
・青ねぎ(3~4㎝長さに切る) 適量
・いりごま(白) 適量
・韓国産粉唐がらし 適量

 作り方 
① いかはわたと目、くちばし、軟骨を除いてきれいに洗い、3㎝幅に切る。豚ばら肉は一口大に、玉ねぎは繊維に垂直に1㎝幅に切る。

② ボウルにAを入れて混ぜ合わせる。

③ 1を加えてよく混ぜたら、冷蔵庫で30分~1時間おく。

④ フライパンを中火で熱して必要ならごま油小さじ1(分量外)をひき、3を焼く。あまり動かさず、焼き色をつけるように。

⑤ 全体に焼き色がついたら、水分をとばしながらいため合わせる。青ねぎをのせ、いりごま、粉唐がらしをふる。

 


<Recipe2>
ヘルシーなのに満足度が高い! パパッと作れるボリュームサラダ


アボカドと豆腐のサラダ

 

「豆腐を使ったヘルシーサラダですが、アボカドのおかげで食べ応えもおなかも大満足。こうした和風のサラダにはみょうがを加えると、香味と風味がアクセントになるのでおすすめです。ゆずこしょうドレッシングは、ゆずこしょうがピリリときいてあと引くおいしさ。さらに白だしを加えて味に深みを出しているので、食べ飽きません」

【材料と作り方】


 材料(1~2 人分)
・サニーレタス 3枚
・豆腐 1/2丁(200g)
・アボカド(種を除いて1cm幅に切る) 1個
・みょうが(せん切り) 1個
・いりごま(白) 適量
・ゆずこしょうドレッシング 適量

[ゆずこしょうドレッシング(サラダ2人分)]
材料
・白だし 大さじ1
・オリーブオイル 大さじ1
・酢 大さじ1/2
・ゆずこしょう 小さじ1/4~1/2

作り方
白だし、オリーブオイル、酢をボウルに入れ、ゆずこしょうを加えてよく混ぜる。
※調味料の分量は、白だし2:オリーブオイル2:酢1を目安にしてください。

 作り方 
① サニーレタスは洗ってしっかりと水けをきり、一口大に手でちぎる。

② 豆腐は水きりをする。

③ ボウルに1、アボカド、2を手で一口大にちぎりながら入れて混ぜる。

④ 器に盛り、みょうが、いりごまをちらし、ゆずこしょうドレッシングをかける。

 

プロフィール
栁川かおり(やながわ・かおり)

料理家。2児の母。医師。出産を機に2011年より料理ブログをスタート。「シンプルな料理をよりおいしく!」をモットーに、毎日食べても飽きないような「おうちごはん」を提案している。2012年、「ヒルナンデス!」(日本テレビ系)番組内で開催された史上最大の家庭料理コンテスト「レシピの女王シーズン2」にて優勝。テレビや雑誌、ウェブサイトなど各種メディアにてコラム執筆、レシピ提供などを行うほか、食品メーカーのレシピ開発も手がける。『Every Table ―1つていねいに作って、あとは「手を抜く」まいにちの食卓。』(主婦の友社)、『ストウブレシピ100』(学研プラス)、『カラダにうれしい毎日ごはん。』(発行:東京ニュース通信社、発売:講談社)など著書多数。
レシピサイトNadia 公式ページ:https://oceans-nadia.com/user/11285
公式インスタグラム:@kaori_yanagawa

『いつものおかずがぐっとこなれる 簡単ひと手間 共働きごはん』
栁川かおり 著1430円(税込) オールカラー128ページ

毎日のごはん作りに活躍する肉や魚のメイン料理、そこに添えたい簡単な野菜の副菜、サラダやスープ…… 簡単なのにおいしい味わいは、仕上がりがグンと変わってくる“ほんのひと手間”のおかげ。すべてのレシピに栁川さんに教えてもらった「簡単ひと手間」ポイントがついています。おつまみやおもてなし、たれ・ドレッシングのレシピに加え、お弁当の工夫、居心地の良いキッチンの作り方などもご紹介!

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取材・文/北村祐子[ART NEXT]

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