「50歳からの学び戦略MAP」でやりたい仕事を見つける

 

横軸は「実務スキル」寄りの学びか「マインドセット」寄りの学びかを表しています。縦軸はその学びが「参加型」「受動型」かを表しています。

横軸に関しては、もちろんどちらが良い悪いということではありません。自分に不足しているほうを重点的に学ぶということでいいかと思いますが、マインドセット、実務スキルの両方のバランスを意識した学び戦略が必要となります。

熱心に学んではいてもマインドセットの部分にばかり偏重している人、実務スキルの習得ばかりに目がいって本質であるマインドセットをなおざりにしている人などもいますが、やりがいを持って仕事で具体的に成果をあげるためには両方大切です。

 


学び戦略を立てるうえで重要な要素は?


学び戦略を立てるうえでより重要なのは縦軸です。受動型というのは、要するに一方的に与えられる知識をインプットしていく学びです。それに対して参加型というのは、自分自身で実際にやってみる、あるいは自分の意見を持って集団で議論をする、グループワークで課題解決に取り組むといった学び方です。

教育の世界では、議論やグループワークを取り入れ、学習者の主体性を大切にするアクティブラーニングが新しい流れとして浸透してきましたが、まさに参加型の学びの代表例。学校教育でも取り入れられている、自宅で基礎知識を予習して、授業では応用問題や質問を中心にする反転学習も同様です。企業研修でもアクティブラーニングを取り入れるケースも増えているので、体験したことがある人もいるでしょう。

一般的に、受動型であればあるほど、学び始めるハードルは低く、参加型であればあるほど、学び慣れしていない人にとってはハードルが高くなります。