前回の「コンビニワイン」に続き、料理家の行正り香さんの新刊『今夜のワイン、どうしよう? 今夜のゴハン、どうしよう?』より、ワインの楽しみ方をご紹介します。今回は、ミモレ世代の大人女性ならぜひマスターしておきたいエレガントなワインの注ぎ方と味わい方を解説!
ワインをカッコよく美しく飲もう
ワインバーやレストランのソムリエのように美しく注ぐのは、意外と難しくありません。エレガントに飲む方法とともにご紹介します。(行正さん・以下すべて)
◆注ぎ方
【スティルワイン※の場合】
※ワインは「泡がないもの」「泡があるもの」の2種類に分けられます。「泡なし」をスティルワインと呼び、「泡あり」をスパークリングワインと呼びます。
エチケット(ラベル)を上に向け、ボトルの底を包み込むように手を添えるのがソムリエ流。注ぐ量は、赤も白もワイングラスを一番ふくらんだ部分を上限に。入れすぎると酸化して味が落ちることもあるので注意。
握力がない人は……
写真のようにエチケットの裏側に手を添えるように持つと、負担が軽くなり、見た目もいい。
【スパークリングワインの場合】
スパークリングワインは、とても繊細。多く入れすぎると発泡感が飛びやすく、味も落ちてしまうので、注ぐ量はグラスの半分程度に。泡の質感を保つには、ボトルから細い線になるように注いでいくとベスト。
◆味わい方
1. エレガントにグラスを持つなら、指先が手首より下になるように。
2. ワインの色をチェック。ブドウ品種の違いや、熟成度を視覚で楽しむ。3. ワインによって香りは千差万別。香りをしっかり感じて個性を堪能。
4. もの足りなさを感じたら、グラスを左回りに回して空気を混ぜて。
5. ワインをゆっくり含み、舌の上をころがして、ゆっくり味わおう。
ワインのグラス本体を持つのは間違ってはいませんが、ワインの温度が上がるので、私はグラスの脚を持ちます。
グラスを回すとき、時計回りにすると、ワインが上から飛び散る恐れも。
『今夜のワイン、どうしよう? 今夜のゴハン、どうしよう?』の中では、ボトルをカッコよく開ける方法や冷やし方のポイントも。
『今夜のワイン、どうしよう? 今夜のゴハン、どうしよう?』(講談社)¥1500(税別)
「お酒のない夜はない!」という料理家・行正流「おいしいワインの見つけ方」と「ワインとおいしいつまみ&ゴハン」を紹介。すべてのワインをティスティングして選び抜いた、おすすめコスパワイン87本と、ワインにぴったりのつまみと料理、33レシピを掲載。今回紹介したように、コンビニ、スーパー、専門店、ネットショップから見つけたワインなので、本を見て「飲みたい」と思ったその日からすぐ買えます!
前回の「行正り香さんおすすめ! 500円から満足できるコンビニワイン」はこちら!
次回(12月22日)は、第三回「ワインの好みがわからない人のためのお好み品種の見つけ方」をご紹介します!
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