「映え」より「等身大」が求められるように
一昔前のように、「表(メディア等)に出られる人間は、限られた選ばれし人だけ」なんてことはなく、SNSの発達により、誰もが表に出て発信できるようになり、「主役になれる」時代になりました。
また、今まで“人から憧れられる側”の人も、賞賛されるために、ありのままの姿というよりは、少し“神聖化した姿”を見せていることが多々ありましたが、最近は、画像修正を駆使する「(インスタ)映えは古い」と言われていて、「等身大」「ナチュラルさ」のほうが評価されるようになってきています。
つまり、「今までの手法が通用しなくなってきている」のです。
人気のインフルエンサーでい続けるためには、従来の「“他の人よりもキラキラした私生活”を演出するやり方」よりも、「みんなと同じ目線に立って、フォロワーにとって役立つ情報を発信する」ことのほうが求められるようになってきています。
ユーザーが「憧れの気持ち」からよりも、「自分にとってプラスになる」からフォローするようになってきているのも、「みんなが主役の時代」になってきている証かもしれません。
「目標にしている人はいない」という若手が増えてきた!
私自身、仕事で著名人インタビューをする機会があるのですが、若手の俳優(女優)さんを取材すると、今までにない変化を感じることがあります。
それは、「誰か、目標にしている人はいますか?」と質問すると、「そういう人はいません」と答える人が増えてきたことです。
意識してなのか、無意識的なのかは分かりませんが、おそらく「自分らしく輝くことが一番」だということを知っているのでしょう。逆を言えば、誰か「代わり」がいるような存在では、俳優(女優)としてトップに立てないところもあるのでしょう。
「憧れの人の真似をする」というのは、ある程度の成果を上げられる方法ではありますが、それだけだとその先にはいけません。
最終的には、自分らしく輝く人が、「人生の大逆転」をしやすくなるもの。自分自身をよく知り、長所を生かし、“唯一無二の存在”として、輝いていたいものですね。
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