イッタラのグラスとアラビアの食器(フィンランド)


編集室でもファンが多いイッタラとアラビア。私も大ファンです。

イッタラのルーツはイッタラ村の小さなガラス工場。20世紀に入りモダニズムや機能主義をベースにアアルト夫妻らデザイナー達と数々の名作ガラス製品をリリース。

アラビアは1873年にスウェーデンの名窯ロールストランドの工場として出発し、その後独立。
北欧デザインの巨匠カイ・フランクを主任デザイナーに招きティーマの前身となるキルタシリーズを生み出しました。(カイ・フランクはイッタラのグラスもデザインしています。)

イッタラとアラビアは北欧テーブルウエアブランドのパイオニアでもあります。どちらも現在はフィスカース社傘下に入っています。

イッタラもアラビアもその魅力は、和洋中ジャンルを問わず使える汎用性の高さと、手持ちの食器とも合わせやすいシンプルでタイムレスなデザイン。そして丈夫で手入れが楽なこと。


初めて買ったのはティーマの23cmの白いプレート。20年ぐらい経っていますが、今でも現役。
立ち上がったリムが特徴的で使いやすく、まさに北欧食器の定番。これ以外にもサイズ違いのグレーと黄色を買い足して愛用しています。

 

ここ数年に買った中で出番が多いのは、24hアベックのプレート、カステヘルミのガラスボウル、フルッタのグラス。

 

24hアベックは和食器のような柄。サラダやパスタはもちろん、焼きそばでも野菜炒めでもお刺身でもなんでも合う。その名の通り毎日大活躍。

 

水滴がレースのように連なった繊細なデザインのカステヘルミ。
小さめのボウルはミニサラダや果物、ヨーグルト、そうめんのつゆを入れても涼しげでぴったり。

 

フルッタは、ヘタウマ(失礼)な柄と手吹きガラス特有のいびつさに味が。
クリア、ピンク、イエロー、パープルと色違いで揃えています。グラスと同系色の飲み物でも、あえて違う色のドリンクを入れても楽しめます。

 

そして一番のお気に入りは、アラビアのバレンシア。

ハンドペイントで描かれた深いネイビーの模様が艶やかで美しく、使うたびに幸せな気分に。
お気に入りの割にいつどこで買ったか記憶がないのですが(笑)、廃盤のため、今は高価なビンテージしか手に入らないので大切に使っています。(当時の私よ、グッジョブ!)

 

北欧デザインの魅力って?


私が思う北欧デザインに共通する魅力は、なんと言っても、実用的で洗練されたデザインながら、一つ一つにハンドメイドならではの愛嬌があるところ。

どんなものも、決してデザインだけが一人歩きすることなく、日常の暮らしにそっと寄り添ってくれる懐の深さと、作り手の愛情を感じます。

月日が経つほどに味わいが出てきて、その魅力が色褪せない。
丈夫で長持ちするので、長い目でみたらコスパも良し。

あれ、なんだか、”こんな人になりたい”っていう私の理想と同じ?(笑)

時の経過がもたらす味わいや変化を楽しみながら、これからも相棒達を大切に使っていきたいと思います。

エイコさん

はじめまして!都内在住、夫と二人暮らしのアラフィフ会社員です。ファッションとインテリアに興味があります。動物占いは黒ひょう。基本ミーハーで新しいモノ好き。何事もスタートダッシュは抜群だけど、途中で息切れするタイプ(笑)ゆるゆるとセカンドキャリア模索中。


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