セックスレスに悩んでいるなら、
話し合いから逃げないで。
私のクリニックを受診される方の中に、セックスレスに悩んでいる患者さんはとても多くて、毎日1人はいらっしゃいます。
特に多いのは、夫から求められてもする気になれず、なんとなく断っているというケースです。それが続いて、夫の機嫌が悪くなってしまい、浮気をされてしまうという事態に陥ることも少なくありません。
性欲の強さやタイミングには個人差が。お互いに微調整できるかどうかが鍵
そもそも男性には本能的にDNAをばら撒きたいという欲求が備わっていますが、女性の場合は、最も妊娠しやすい年代である20〜30代の中頃に性欲のピークがあり、それ以降は低下していってもおかしくありません。
子供を作れる時期に性交渉をもちたくなるというのは動物としても自然です。
ですから、そこから後の年齢になったら、性交渉を相手とのコミュニケーションとして楽しめるかどうかです。
性欲は、人によって強さも、高まるタイミングも違うので、ぴったりとマッチすることはなくて当たり前です。でもそれをお互いに微調整できるのが、うまくいくパートナーシップじゃないかなと思います。
たとえば、女性は加齢とともにエストロゲンの分泌量が減ってくると、腟の弾力性が落ちてきて伸びにくくなったり、うるおいにくくなったりするので、性交渉のときに痛みが生じやすくなります。
そのため、性交渉がつらくなる場合もありますが、その場合はパートナーに伝えて、ふたりで対策をよく話し合うことです。
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