不登校になりやすい親と子の組み合わせとは?

 

「しつけは親の責任だ」

このように思う子育てでは「◯◯しなさい」「〇〇しなければダメ」と子どもに教える必要が生じます。そうすると親は、「あれした?」「これした?」「早くしなさい!」「できてないじゃない!」「前にも言ったでしょ!」というように、常に子どもを否定する言葉で子育てをしてしまいがちです。

 

特に、親がきっちりしていて、責任感の強い人ほど、しつけが厳しくなりがちなので、良くも悪くも、子どもの自己肯定感を低下させてしまいやすいのです。

一方で、子どもが真面目でがんばりやさんの場合、大人から言われたことをきちんとしようとします。そして、できたらできたで、大人から、さらにやることを求められてしまいます。でも、真面目なので「やらなければ!」と思いますし、できなかった時も、「まっ、良いか」とは考えず、「自分はダメなんだ」と思うのです。

また、発達障害と言われる子どもたちや、ADHDなどじっとしていられない子どもたちは、どうしても先生や親から叱られる回数が多くなるので、自己肯定感が下がりやすくなります。
 

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不登校になりやすい親子の組み合わせと不登校の段階
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【2P目解説】不登校には段階があって、それぞれの段階に特徴があります。お子さんが今、不登校のどの段階かによって親のとるべき対応も変わってきます。(本書より)