反応しやすいプロフィールは「専門性」と「共通点」


(1)「どういう人かわからない」とは、書き手の素性がわからないと反応しにくいということです。「この人、すごく詳しそうだけど、どういう人なんだろう?」「え? 何目線?」って不思議に思ったまま反応はしづらいもの。

まず「私はどういう人で、なぜこれを紹介したいのか」最初に名乗ってしまいましょう。

名乗り方のいくつかのパターンをご紹介します。

①映画ライター、音楽ライター、美容ライターなど執筆の専門ジャンル
②〜アドバイザー、〜勤務などの資格や職業
③2児の母、敏感肌、50歳など紹介するものと関連がありそうな属性
④ファン歴、好きになったきっかけなど

読む人にとってレビューに反応しやすいのは「専門性」か「共通点」があるときです。

「専門性」とは、紹介する商品や作品に対してどのくらい関連する知識があるかです。①の映画ライターなどはわかりやすい例ですが、②の場合は「婚活アドバイザーが恋愛リアリティーショーを紹介」とか「現役看護師から見た医療ドラマ」なども専門性ですね。

 

③と④は読み手との「共通点」を見つけてもらいやすい自己紹介です。年齢や境遇、お悩みや好きになったきっかけが似ていると「私も!」と反応しやすくなります。

 

〔ミモレ編集室〕のライティング講座では、ブログの冒頭で必ず「自分は何者か名乗ること」を推奨しています。冒頭で名乗る、記事中で名乗る以外のやり方としては、プロフィールに記載するのがおすすめです。筆者のプロフィール欄やアカウントのプロフィール欄に、主に紹介するジャンルに関連しそうな①②③④のいずれかを書いておくということです。

私も、ファッション系の記事を書くときは「1979年生まれ。裏原ストリートカジュアル育ちでプレッピースタイルが好き。身長151cm」などの情報をプロフィールに入れていて、文章術やウェブマーケティングについて書くときは、在籍した媒体名やウェブメディアの職務経歴を中心にしたプロフィールにと使い分けることもあります。ファッションでは「共通点」、文章術では「専門性」をお伝えしているわけです。

皆さんもぜひSNSのプロフィール欄を「専門性」と「共通点」を意識してちょっとアレンジしてみてください。

専門性やキャリアがないと書いちゃいけないのかというとそんなことはなくて、初心者・新参者・門外漢も立派なプロフィールですから、ぜひしっかり名乗りましょう。推し活レビューでいえば、古参ファンは新規さんが大好物! 下手に知ったかぶりすることなく「○○新規なのでおすすめのDVDあれば教えてください」と“にわか”であることを告白しておけば、きっとあれもこれもとおすすめしてくれるでしょう。

続いて、読んでも「どうしていいかわからない」ケースです。