【実践】表現力のストレッチをやってみよう!


〔ミモレ編集室〕のライティング講座でもやった、表現力の大事な要素の一つ「形容する力」がどのくらいあるか試す簡単なレッスンをやってみます。スマートフォンのタイマーなどできっちり時間をはかって、ノートなどに書き出してみてください。

レッスン1)「ピンク」のバリエーションを増やしてください。
例)淡いピンク、大人っぽいピンク……
制限時間は2分です。
 

私もやってみました。

 
濃いピンク、ヴィヴィッドなピンク、青みのあるピンク、ミルキーなピンク、透けるようなピンク、桜のようなピンク、可愛いらしいピンク、グレイッシュなピンク、スモーキーなピンク、クールなピンク、パキッとしたピンク、赤みの強いピンク、ペールトーンのピンク、蛍光ピンク、ショッキングピンク、子どもっぽいピンク、ノスタルジックなピンク、ファンシーなピンク、ガーリーなピンク、オレンジがかったピンク、くすんだピンク、ほぼ白に近いピンク、クリームがかったピンク、明るいピンク、儚いピンク……

25個でした。

さていくつ書けましたか。3つ4つしか思い浮かばなかった方も、30個、40個といくらでも書けた方もいるかもしれません。少なかった方に比べて「私は表現力がある」のではなくて、私は今たまたま色の表現を美容やファッションの原稿を書くときによく使ってるから、形容する言葉をすぐに思い出せる=可動域が広いってことなのです。


ちなみに、〔ミモレ編集室〕のメンバーさんにも同じ課題をやってもらったところ

爪の色のようなピンク、生まれたての赤ちゃんのほっぺのようなピンク、まっすぐなピンク、清楚なピンク、かしこまったピンク、サクマドロップのようなピンク、切り立ての肉のようなピンク、思春期の迷いのようなピンク、夜店の玩具みたいなピンク……などなど

これだけでミステリー小説が1本書けそうな(!)ドラマチックなピンクがたくさん出てきました。

せっかくなので書き出しレッスンをもう1つやってみましょう。