レッスン2)女性を形容する言葉のバリエーションを書き出してみましょう。
例)格好いい、優しい、可憐な……
制限時間は2分です。
 


私もやってみました。

 
純真な、明るい、美しい、可愛い、繊細な、エレガントな、タフな、ハンサムな、キュートな、知的な、ノーブルな、シックな、モードな、スタイルのある、クールな、ピュアな、イノセントな、たおやかな、しなやかな、勇敢な、セクシーな、妖艶な、小悪魔のような、コケティッシュな、チャーミングな、ワイルドな、コミカルな

27個でした。

どんな形容詞が思いつきましたか。

〔ミモレ編集室〕メンバーさんからはこんなワードが出てきました。

するどい、謎めいた、思いやりのある、芯のある、真面目な、努力家の、二面性のある、カラッとした、家庭的な、目つきの悪い、まるみのある、食い意地のはった、笑顔がかわいい、頭のいい、一筋縄ではいかない……


などなど。これもまた、こんなヒロインのお仕事ドラマが1本書けそうです。

やってみた方もやってない方も、読むと「ああ、そんな言い方もあったね」という言葉ばかりじゃないでしょうか。この二つのレッスンで体感していただきたかったことは

(1)1つ思い出すと関連した言葉を芋づる式に思い出せる

セクシーな、色っぽい、妖艶な……など、1つ思いついたら似た言葉の言い換えがどんどん出てくる感覚が味わえたでしょうか。何度かやると次から次へと出てくるようになって楽しいです。

(2)自分の表現には必ず「偏り」がある

もう一つ、書き出してみるとわかること、他の人と比べてみるとわかることは、自分の表現の引き出しはかなり偏ってる、無意識のバイアスがあるということなんです。

あえてお題を「女性を形容する言葉」としました。女性を形容する言葉でパッと思いつく言葉には「女性とはこうあるべき」みたいな意識が潜んでいるかもしれません。逆に「こうあるべきから脱したい」願望が現れたり。女性をこういう価値で判断してたんだなとか、私はこんな女性が理想だったのかとか、占いのように深層心理があぶりだされます。

そんなふうに自分の表現には必ず“偏見”や“決めつけ”が含まれていると自覚すること。自覚した上で、誰かを傷つけたり、差別的な表現になったりしてないか、もっと他にふさわしい言い回しはないか……などを検討することも大事な「表現力」の一つです。

とちょっと厳しめなことを言ってしまいましたが、どんどん書いたら書いただけ、思いつく言葉が増えていく楽しさをぜひ味わって、表現力の可動域を広げてみてください。

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