で、そのハードジェリーとグリース、2種類の違いって?


「百聞は一見にしかず」ということで、仕上がりから見てみましょう。どちらも濡れ感があるものの、ハードジェリーがややドライな仕上がりなのに対し、グリースはしっかりツヤツヤなのがお分かりいただけますでしょうか?

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ハードジェリーで仕上げた日。ちょっとパウダリーというか、パサパサめの質感に。
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グリースで仕上げた日。濡れ髪感しっかりのウェットです。

なんとなくですが、ハードジェリーの方がきちんとした格好に、グリースの方がカジュアルな気分の日に合う気がします。どちらも固まってしまえば、ヘアオイルのように服についたりしませんし、かといってヘアジェルのように顔に刺さるほどパリパリに固まったりもしません。乾いた後はベタベタ感もなし! 水で濡らせば日中のお直しだって、ある程度可能です。

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ハードジェリーは手に取ると柔らかくて水っぽいのですが、手のひらで伸ばしたり髪に揉み込んだりすると、スティック糊が手についちゃったときのようなベタベタ感が出てきます。セット力は強力なので、ジムで汗をかきまくっても大丈夫。シャンプーで落とすときも、ややしっかりめに洗いたくなる感じです。
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グリースは、ポマードをシャンプーで落としやすく改良した水溶性のスタイリング剤。本家ポマードほどではないものの、ツヤツヤした濡れ感と固定力があります。質感はクレンジングバームに似ているかな、と思います。セット力があるのに、せっけんを使わなくても水洗いで手についたベタつきをほとんど落とせます。
 


髪にだって、ベースメイクが必要だ!


スタイリングとは言いますが、この二つは髪の毛の方向をコントロールしたりするのではなく、質感を整えるだけ。メイクで例えるなら、なりたい肌を演出し清潔感を底上げするプライマーやファンデーションのようなもの。そういえば、今や鏡の中の自分が似てきたお母さんも、昔言っていました。「年齢を重ねたら、大事なのは化粧や服以上に髪と肌の艶」だと。一糸乱れぬ毛流れや揃った毛先の美しさではないところで勝負せねばならぬパーマヘア。スタイリング剤の工夫で、大人っぽさをキープしたいところです。
そうそう、そんなパーマヘアの相棒を、最後にもうひとつ。整えすぎたくないけれど整えたい、そんな大人の清潔感の難しさを支える脇役をあとひとり忘れていました。そんなお助けアイテムに支えられて、これからも精進してまいりたいと思います。

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近所のドラッグストアで何気なく買いましたが、なかなかに優れもので。髪は梳かしたいけどピチッと毛流れを揃えたくない。そんな気持ちに添うこの形状。髪全体にスタイリング剤を揉み込んだら、こちらで全体をざっくりと梳かせば、完璧(?)。アレンジコーム ¥660/ベス工業

 

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