今後の企画の参考になりそうなリアクションをレポートする


予定している企画に対する調査を定期的にやりながら、次は、今後の企画に参考になりそうなことをレポートしていきます。

<競合調査の例>
・こんなイベントが盛り上がっているようです。こんなやり方が面白そう。
・他社はこんなプレゼント企画をやってます。
・こんなキャンペーンが盛り上がっていました。

他社がやっていて真似できそうなことをとりあえず書き出してみます。

 


“ポジティブエゴサ”で喜びを共有する


もう一つすごく大事なのは、自社に対してポジティブなつぶやきやリアクションがあった場合に、積極的に共有することです。

 

SNSマーケティングというと、エゴサーチ(ネガティブコメントのリサーチ)や、「ネガティブ意見をどう改善に活かすか」にフォーカスしがちなんですが、私はまずは「ポジティブな意見を共有する」ことに注力したほうがいいと思っています。

「ありがとう」「助かった」「便利だった」「楽しかった」「買って良かった」「勧めたい」「他にない」……とにかく褒められているコメントを拾い集めます。なぜかというと、制作部門も営業部門も意外と実際に使ったり参加したりしたユーザーさんお一人お一人の感想を目にする機会はなかったりするものです。会議の資料でユーザーの意見として目にするのはクレームばかり。実際に使った人の素朴なつぶやきほど活力を与えてくれるものはありません。

ポジティブエゴサのもう一つのメリットは、良いことを言ってくれている人にいいねをしたりフォローをしたり、積極的に絡んでいくことで、またファンになってくれ、さらに好意的な反応を生んでくれることがあります。

そうやって「SNSリサーチって便利ね」「ウケると嬉しいね」っていう感覚が共有できるようになってきたら、ネガティブな意見もポジティブな提案として共有します。「この企画は非常に人気がありました。注目が高かった分、比較写真もあればわかりやすいのにというご意見もありました」「参加してみたいけど、お子さん連れだと躊躇するというご意見がありました」など。ただのダメ出しではなくて、次へ活かせるポジティブなご提案に変換します。

 

自社が提供している対象やジャンルに興味関心がある人には、どんな人がいるのか眺めているだけで、どんな投稿をすると喜ばれそうかのリサーチにもなります。

今日は投稿内容以前のお話、SNS担当者のポジション取りの話で終わってしまいましたが、次回から投稿戦略についてお話ししていきますね。


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