企業とお客様との接点やブランディングにおいてSNSアカウントの影響力が増しているにも関わらず、なかなか社内に知見が溜まりにくく、属人化しやすい企業アカウントのSNS運用業務。今回はアカウントを育て運用していくにあたっての方針の決め方をご紹介します。企業のSNS担当者のみならず、個人のアカウント運用にもご参考になればと思います。

 
 


まずは理想の発信をしている“師匠”を見つけよう


前回「SNS担当者の孤独」についてお伝えしました。“孤独な戦い”化しやすい理由として、業務内容が他部署から見えにくいことに加えて、先輩がいないことも大きいと思っています。

他の業務なら、脈々と受け継がれた先人の知見が(いいか悪いか別として)溜まっていると思うんですね。例えば何か書面を作らないといけない場合に「この書き方でいいでしょうか」と上司に聞いたら、多分何かしら答えてくれる。あるいは社内にフォーマットがあるかもしれない。

でも、SNSは「こう書いておけばいい」みたいなフォーマットも成功事例も部内にない場合がほとんど。私も数年前にSNS運用の現場の担当をやっていたことがあると言いました。でもトレンドやアルゴリズムの変動が激しいSNSにおいて、その頃の成功事例は今は通用しないでしょう。だから、今SNSを運用している人が常に最先端かつ先駆者にならないといけないわけです。

社内に師と仰げる人がいないとしたら、SNS上に師匠を見つけるのが一番です。ツイッターならツイッター、インスタならインスタ、ユーチューブならユーチューブ上に、それぞれイイ感じの理想の配信をしている師匠を見つけます。