「筆ノリすぎ」「ファイナルアンサー」「悪ノリ」注意報


「疲れさせる文章」とは
① 長すぎる
② 決めつけ、押し付けがましさがある
③ 読んだ後、意地悪な気持ちになる

と言いました。

ということは、それらを自分でチェックする基準を持っておけばいいんですね。3つを避けるアラートを

① 筆ノリすぎ注意報
② ファイナルアンサー注意報
③ 悪ノリ注意報

と名づけています。

 


① 筆ノリすぎ注意報
一般的なブログ記事やWEB記事の場合は、2000文字を超えたら黄色信号。3000文字を超えるようなら2記事に分けたほうがいいかもくらいが一つの目安です。文章は、書く側より読む側のほうが体感として長く感じます。少し物足りないくらいで切り上げてちょうどいいんです。

② ファイナルアンサー注意報
例えば何かおすすめを紹介したい、成功体験を紹介したい場合、「絶対やったほうがいい」「絶対〜しないほうがいい」などの”最終結論”的な言い回しは注意が必要です。あくまで“私のイチ事例”、“私の条件の場合のイチ成功体験”のスタンスで。読んでくれた人に「選択肢を一つ増やす」気持ちで書いてみるといいと思います。

③ 悪ノリ注意報
軽い自虐や軽いディスがユーモアの範囲で収まっているといいのですが……。文章になった場合、本人の自覚以上に辛辣な印象を与えます。WEB上の文章は、「いい人2割増し」くらいでちょうどいいです。

とはいえ、どうしたって人の気持ちは離れたり、近づいたり変動がありますから、あまりフォロワーの反応に固執しないことも重要です。せっかく楽しみを増やすつもりでスタートしたアカウントやブログも、本人がだんだんしんどく負担になってしまっては元も子もありません。ぜひ、何よりご自分自身が楽しく書けることを重視して続けてみてくださいね。


今日のBata’s Point
▼右にスワイプしてください▼

<質問募集!>
おかげさまでこの「WEB文章術」も連載20回をこえ、ライターやブロガーを目指す方に限らず、広報PR活動に携わる方、個人のSNSをブラッシュアップされたい方など、世代をこえて幅広い方から反響をいただいております。そこで、みなさんから文章や発信にまつわるお悩みやご相談を募集します! 書くこと、発信することにつきまとうお悩みを共有しながら、一緒にステップアップできたらと思います。

いただいたご質問は、バタやんが回答するほか、バタやんから他の「書くこと」のプロの方に質問してみたいと考えています。

ドシドシお寄せください!

応募する


「今日のBata’s Point」イラストを全部見る>>

撮影/塚田亮平
イラスト/川端里恵

 

ファイナルアンサー注意報!読む人を疲れさせない文章の心得【WEB文章術】_img1
 


前回記事「SNS成功の秘訣は、成功した“師匠”を見つけるところから。フォロワー数のその先に【WEB文章術】」>>