ヘア&メイク長井かおりから、これまで「常識」「鉄則」としてお伝えしてきたメイクテクやコスメの選び方に変更と訂正のお知らせです。マスク時代を経て、変わっているんです!! たった1箇所、メイクを更新するだけで、今っぽく美しく仕上がる、メイクのコツをご紹介。今回は、ハイライト編です。


vol.10  パッと見、ほぼ光らないくらいのハイライトでちょうどいいんです

 

上の2つの写真、メイクの違いはハイライトの“質感”だけ。左は、光沢感のあるパールがたっぷり入った淡いピンク系のハイライトを。右は、やわらかな質感の光沢少なめの淡いピンク系のハイライトを使ったもの。たしかに左のほうが強い光を放ちますが、かえってハイライト以外の部分が沈んで暗く見えるとともに、ゴージャス&グラマラスな方向に。右は主張は少ないですが、内側から滲み出るような自然な光で上品に立体的に見えます。

 


テラテラ光沢ハイライトは、実は難易度が高い


これまで、白、パープル、ピンク、ベージュなど、ハイライトの色選びにフォーカスされがちでした(くすみを払うならパープル、血色感ならピンクなどなど)。でも最近、私が思うに、大人のハイライト選びで一番重要なのは、“質感”。テラテラっとした光沢感の強いアイテムは実はシワも毛穴もキメのザラつきまで目立たせてしまう危険性大! 日焼けをした小麦色の肌でビーチリゾートには良いですが、普段使いにはゴージャスな雰囲気になりすぎるかも。

こちらはケースを手に持って揺らすと、テラテラとオーロラのような光を放つ偏光パール入りのハイライトを使った状態。肌色、チークとのコントラストが強すぎて、かえってハイライト以外の部分が沈んで見えます。
こちらは光沢感の少ないハイライトを使った状態。ハイライトを塗っている感なく、明るさと立体感が出て、ツヤやかで潤いのある肌印象に見えませんか?
 
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