欧州王室初のアジア系にしてバツ2の元王女。56歳の現在は一般人と熱愛中!【アレクサンドラ女伯】

写真:アフロ

マルグレーテ女王の次男、ヨアキム王子の初婚のお相手がアレクサンドラ女伯。中国人とイギリス人の間に生まれた父親と、オーストリア人の母親を持つ香港生まれの女性です。

 

ヨアキム王子は、デンマークの大企業「A.P. Møller」の香港支社で勤務していた時にアレクサンドラと出会います。ごく普通の一般女性だったメアリー皇太子妃とは対照的に、アレクサンドラは英語、ドイツ語、広東語の3か国語を話し、投資会社の副部長を務めていたバリバリのキャリアウーマン。

けれども血統を残さねばならない王室の女性には、後継ぎを産める「若さと健康」が求められてしまうという側面も。ヨアキム王子より5歳年上(結婚当時30歳)ということもあり、王室界隈では結婚を懸念する人もいたようです。しかし個人の自由と権利を尊重するデンマークの国民は、アレクサンドラを大歓迎。1995年には、アジア系の女性として初めてヨーロッパ王室に嫁ぎました。

結婚後は恐るべき早さでデンマーク語を完璧に習得。公務にも積極的で、その姿を「デンマークのダイアナ妃」とたとえるメディアもあったほど。後継ぎにも恵まれ、王子を2人出産しています。ちなみに長男は、コレクションモデルとしてここ数年脚光を浴びているイケメン、ニコライ王子! 次男のフェリックス王子も、2022年にモデルデビューしました。

写真:アフロ

しかし結婚生活には暗雲が。ヨアキム王子とは何度も夫婦仲の危機を報じられ、2004年に別居、2005年には正式に離婚。デンマーク王室では1846年以来、250年ぶりの離婚スキャンダルでした。

ところが離婚からわずか2年後の2007年。15歳年下のカメラマン、マーティン・ヨーンセンと再婚し世間を騒がせます。2人の王子も参列した結婚式は大きく報じられましたが、再婚したことによってアレクサンドラはプリンセスの称号を失いました。そして再婚から8年、2015年にはマーティンの浮気が理由で離婚、アレクサンドラはバツ2に。

でも、彼女はたくましい。頭脳とキャリアを活かして、現在はデンマークの音響メーカー「B&O」でアジア地区のマーケティングを担当。一般男性とお付き合い中で、幸せなラブライフを送っています。ちなみに今の彼も5歳年下。もしかして、年下がお好み?

国籍も立場も乗り越えて愛をつかみ、自分らしく生きるデンマーク王室の女性たち。彼女たちが次にどんな活躍を見せてくれるのか、目が離せません。
 

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構成/佐野倫子