今の眉の形は直線的。眉の上辺よりも下辺をしっかり描く。眉間は狭め。仕上げには眉マスカラを


ペンシルで輪郭を取った後、しっかり塗っていきます。

「描き込みすぎて強めになってしまっている女性、いますよね。まじめなのでちゃんと塗っています。また眉の上部をしっかり描いています。ペンシルで描いたあとさらにパウダーを重ねています。はっきり眉を描かないとぼんやりした顔になってしまう、という思いに駆られているのでしょう」

眉が浮き上がってくる圧倒的な存在感。常に競争し続けて、臨戦態勢の団塊ジュニア世代の哀愁すら感じる眉です。「しっかりしていてスキがない」という男性(カメラマン大坪さん)のご意見も。

描き込みすぎて強め、まじめなのでちゃんと塗ってしまう、眉の上部をしっかり描いてしまう、ペンシルで描いたあとさらにパウダーを重ねてしまう……なめ子さんの顔をキャンバスに、赤松さんが再現した「40代女性が間違いやすい眉」。ベースメイクは当日のなめ子さんのセルフメイク。

「自分ではここまではしっかり描かないにしても、眉の上側はまっすぐになるように描いてました。今は違うやり方なのでしょうか」

 

「今は眉の上辺よりも下辺をしっかり描くのがポイントです」と、赤松さん。誰も教えてくれないので、そんな潮流の変化があったとは知りませんでした……。

最近、トレンドの眉の形を伺うと、「今の眉の形は直線的。まず、下辺は直線になるように描きます」とのことで、実践していただきました。今まで眉の下辺なんて気にしたことがなかったです。ペンシルで眉の下辺に続けて上辺も描いて、眉を囲みます。眉山を超えてから収束していくようなライン。続いてライトブラウンのアイブロウパウダーで内側を描いていきます。スクリューでぼかし込み、馴染ませます。

そしてポイントは眉間。今までは眉の間は広めにとっていましたが、今は狭め、というのが主流になってきているようです。そんなことしたら眉間のチャクラに影響が出そうですが……でも眉頭を長めに描くことで、顔が締まってきた感じです。これでナメられ度が少し下がった気が。眉頭は薄めに、眉尻は濃いめに描くとのことで、より自然な感じに。

最後の仕上げは、眉マスカラです。今人気なのはピンクブラウンとのこと。ピンク系なんてハードル高いと思ったのですが、塗ってみると意外と馴染んで、明らかに眉年齢が若返りました。逆毛でしっかり根本まで付けてから、毛流れに沿って塗り、整えます。

イラスト/辛酸なめ子

今までの人生で最も丁寧に眉を描いていただきました。眉は顔の印象の8割を決めると言われているので、今まで2割で生きてきたのかもしれません。

ちなみに忙しい朝には、最初の上辺、下辺、内側を描くのをはしょって、眉マスカラだけでもいいのか赤松さんに伺ったら、やはりちゃんと眉を描いてからじゃないと浮いて不自然になってしまうとのこと。毎朝のルーティンに眉メイクの時間を組み込んでいきたいです。

眉毛&ベースメイクを赤松さんがアップデート! ベースメイク詳細は次回記事にて。

その日さっそく、眉メイク道具一式を購入。毎日教えていただいたこなれ眉メイクを実践しました。以前より、カフェなどの店員さんが親切になったり、無愛想だった人がフレンドリーに接してくれたりする効果が。生まれ変わった眉とともに、顔の印象の8割を取り戻していきたいです。


(次回、ベースメイクもアップデート!)
 


写真・動画撮影/大坪尚人(本社写真部)
構成/露木桃子
 

 

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