湿度が高い梅雨から夏の時期は、トップや前髪がペタンとしたり、全体がモワーッと広がるなど、一年の中で最も髪の扱いに悩まされるものです。でも、入念なブローやストレートパーマなど、アレコレ使って髪を傷ませるのは避けたいところ……。そこで今回は、ダメージレスのマジックカーラーで髪のフォルムを落ち着かせる方法を提案します。

 


まずはマジックカーラーの効果が
上がる3つのルールを覚えましょう!

1 素髪の状態でカーラーを巻く
髪を少しだけ濡らしてから行う人もいますが、完全に乾いた状態から行うほうが時間短縮につながります。また、先にヘアオイルなどをつけてしまうとふんわり感が出ません。なにも塗布していない状態で始めましょう。

2 巻いた後はドライヤーの熱を当てる
巻き終えたら、ドライヤーの温風を当てます。各カーラーに15秒前後当ててしっかり熱を取り込みましょう。熱の力が加わることで、カーラーのクセがより強固になります。

3 “冷めるまで外さない”が鉄則です
カールなどの形状は熱が冷めたときに固定されます。途中で外すとキープ力が半減してしまうので、カーラーを巻いたまま10分程度そのまま放置するとよいでしょう。その間にメイクをしたりなど、別の用事を済ませて!
 


1 カーラーテクニック・ボブ編
多毛で動きのない「地味なボブ」を
空気感のある「アンニュイヘア」にチェンジ

 
髪のお悩み1 動きのないワンレングスの前髪が地味
2 多毛なのにトップはペタンとする
3 ヘアラインが丸くモワッと広がる

1 前髪とトップ、それぞれにマジックカーラーを巻く

 

ペタンとはりつく長めバングのワンレングスボブは、根元側がへたっているのが原因。前髪とトップはそれぞれの毛束を垂直に引き上げ、中ロッドのマジックカーラーで外巻きにします。
 

2 サイドは表面だけカーラーをオン

 

サイドはある程度ブローしてから表面の髪をすくい、毛先から中間にかけて中ロッドのマジックカーラーを内巻きにします。このとき、内側も巻くとモコモコ広がって見えるので、あくまで表面だけに空気感をプラス。左右それぞれ1個ずつ行います。その後、カーラーを巻いた上からドライヤーの熱を当てて温めます。


3 リバース方向に指を通して空気感を与える

 

熱が冷めたら全て外し、手のひらでオールバックにスタイリングします。こうすると根元が立ち上がり自然なふんわり感に。最後にヘアバームなどで毛先を整えましょう。

 

顔まわりと表面に空気感が生まれ、自然な立体感が誕生しました。
スタイリング指導・バタコさん(grico harajuku)
 

 
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