漫画/上野りゅうじん

一人暮らしのアラフィフがある日突然、心肺停止で倒れたら……。その面倒は誰がみる? 家に残されたペットたちの世話は? 脳に障害が残ったら? 治療の相談は誰にすればいいーー? 

医療ライター・熊本美加さんの身に起きた「まさか」の体験をマンガ化、医師監修の役立つ情報とともにまとめたのが、『山手線で心肺停止! アラフィフ医療ライターが伝える予兆から社会復帰までのすべて』(監修:鈴木健之/東京都済生会中央病院)です。

倒れた時の脳のダメージによって「高次脳機能障害」と診断された熊本さんは、リハビリ病院へ転院することに。スタッフの温かい励ましに支えられてリハビリを始めますが、そこで思い知る自身の現状はかなり過酷なものでした。

熊本さんを待ち受けていた試練とはーー?

 

愛とリハビリの旅立ち

 
 

救急車で運ばれた「急性期病院」に入院していた熊本さん。そこへリハビリ病院への転院を進めるため、医療コーディネーターの遠藤さんがやってきます。リハビリは、始めるのが早ければ早いほど効果が高まるもの。一刻も早い転院を勧めますが、自分の障害を自覚できていない熊本さんは「家に帰りたい!」と、その提案に猛反発。

結局は遠藤さんの仕事ぶりと病状を把握している家族のサポートもあり即転院となったものの、熊本さんのリハビリ生活は不機嫌マックスからのスタートとなってしまいました。

 
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