こんにちは、エディターの昼田です。

断捨離後の今、毎日の服に対して強いこだわりがなく、言ってしまえば「服なんて何でもいい」と思っています。高かろうが安かろうが、味気ないほどのシンプルな服だって、地味な色の服だっていい。

トップス/ハイク パンツ・ベルト/ロエフ サンダル/ユニクロ メガネ/バディーオプティカル

こんなに言い切ってしまえるのは、いつだって「あること」をやっていれば必ずおしゃれに見えることを知ってしまったから。そのことさえやっていれば、どんな服を着ていてもそれなりに見える。おしゃれに気を使っている人に見える。逆を言えば、これをやっていなければ、たとえ全身をルイ・ヴィトンで固めても”ダサい人”に見られてしまうでしょう。

 

そんな「おしゃれに見える絶対法則」を、私は断捨離中に発見してしまったのです!

 

それは、この仕事をはじめた21歳のときからずっと考え続けてきた、「人はどうやったらおしゃれに見えるのか」の答えでもありました。同じ服を着ても「素敵に見える人」と「そうでない人」の違いは何なのか。「似合う」「似合わない」では説明がつかない、人が素敵に見えることの”正体”に、断捨離中という思わぬタイミングで気づいてしまったのです。

では、結論から申し上げますね。

おしゃれに見せたいなら、「カットがうまい人に髪を切ってもらう」

これだけ!
何を着ているかは関係ありません。顔立ちや体型も関係ありません。おしゃれは「ヘア」がすべて。カットのうまい人に切ってもらったヘアスタイルさえあれば、もうどんな服だっておしゃれに見えてしまうのです。

 

どうしてこんな結論に至ったかと言うと、断捨離中の2017年のこと。ちょうど妊娠・産後だったこともあり、大きくなるお腹に合わせて服を買ってもどうせ期間限定だからなぁ……と、いっそ買わずに過ごすことを決意。半年間、服を買わずに、持っていたシャツワンピースとビッグシャツだけで乗り切りました。

妊娠6ヶ月くらいのとき。このビッグシャツともう一枚をヘビロテしていました。

服がないとおしゃれになれないと思っていた当時の私からすると、服を買わないなんて、おしゃれと訣別したも同然。「私はダサい!」と割り切って仕事に行っていましたが、本人の気持ちとは裏腹に、なぜかですね、まわりから「おしゃれ」と褒められるんです。

これは妊娠9ヶ月頃。

ビッグシャツにスキニーデニム。なんてことのない格好なのに、なぜか褒められるわけです。

なんでだろう……?

よくよく考えてみると、当時、唯一やっていたことがこまめに美容室に行くこと。いろいろな服を着ないかわりに、おしゃれしている感が欲しくて、美容室だけはちゃんと行っていたんですね。


「そうか、髪か!!!!!!」

臨月の頃。お腹が大きくなるにつれどうしても柔和な印象になるので、私らしいハンサム感が欲しくて、「かっこよく、多少尖ってもいいから、シャープに見せたい」と美容師さんにお願いしていましたね。

服じゃない。ヘアスタイルがおしゃれの印象を決めていたのか。

そう考えたとき、仕事での過去の出来事がばば〜っと蘇ってきて、どれもこれも「おしゃれな印象はヘアが作る」と考えると納得できることばかり。もうすべてが腑に落ちたというか、自分の中に強い確信が生まれたのです。

シャツ/ロエフ ほか/一番上と同じ

髪型が一番大事。
次回は、これを証明するエピソードをお話ししていきます!

昼田さんのコーディネートをもっと見る
▼右にスワイプしてください▼


撮影・スタイリング・文/昼田祥子
構成/出原杏子
 

 

 

【昼田祥子さんの記事を読む】
第1回「ニット3枚、靴は3足あればいい。ミニマムクローゼットの中身とは?」>>

第2回「ミニマムクローゼットを維持する、こだわりのセルフケアアイテム5選」>>

第3回「ファッションエディターが洋服を長持ちさせるために使っている「洗剤」と「ハンガー」は?」>>

​第4回「冬は「ユニクロ」2枚とコートあればいい!ファッションエディターの結論とは」>>

第5回「ミニマムワードローブで作るON&OFFコーデを拝見!」>>

第6回「【最高気温0度ファッション】雪の日もゲレンデもOK「ベスト防寒アイテム5」」>>

第7回「【ユニクロニット】プチプラなのに買ったときよりも好きに。着回し術とお手入れ方法」>>

第8回「断捨離後の愛用パンツ。「ユニクロ」から「ZARA」に乗り替えた理由とは?【GWに何しよう】」>>

第9回「年齢を重ねたからこそ着たい「メンズ服」の取り入れ方【ファッションエディター昼田祥子さん】」>>

第10回「シャツなら”無印良品”。あえて「メンズ服」を選ぶおすすめブランドとは?」>>

第11回「無印、ユニクロ...メンズ服は何を選んで、どう着る?【ファッションエディター直伝!】 」>>

第12回「この夏に推す「Tシャツ&デニム」3選。シンプルなのに雰囲気のでる着こなしとは?」>>

第13回「【ユニクロ】ファッションエディター絶賛!「美シルエットで高見え」の新作パンツ着こなし4選」>>

第14回「シャツオタクのファッションエディターが「マディソンブルー」と「ヒトヨシ」の白シャツを愛する理由」>>

第15回「ファッションエディターが愛する名品「白シャツ」。きれいめに着こなす4つのコツ」>>

第16回「ファッションエディター厳選、スタイルアップできる人気ブランドの “きれいめパンツ”を着比べ!」>>

第17回「​美脚見えする「ニット&スウェットパンツ」をファッションエディターが着比べ!」>>

第18回「​​シャツマニアが厳選!一番使いやすい「羽織りシャツ」とは?」>>

第19回「「トップスはパンツと同系色」ルールで時短!おしゃれをラクにする4日間着回し」とは?」>>

第20回「雪の日でも寒くない!この冬買い足した防寒コートとインナーは?」>>

第21回「​“最高気温3度”の日に着たい、しっかり防寒&おしゃれ見えが叶うアイテムは?」>>

第22回「セール品は買わず「アイウェア」に投資する理由【ファッションエディターのお買い物術】」>>

第23回「「服は変えずにメガネだけ変える」ファッションエディター愛用の「アイウェア」をかけ比べ!」>>

第24回「【ユニクロ】きれいめに穿ける名品スウェットパンツを見つけました!」>>

第25回「「どうしても捨てられない服」にぶつかったときに試した究極の方法とは?【ファッションエディター体験記】」>>

第26回「【断捨離体験記②】捨てられないモノがある人は「超ラッキー」!」>>

第27回「モノを捨てる罪悪感から抜け出すには?【ファッションエディター体験記】」>>

第28回「「メンズシャツとパンツの女性」なりたいイメージを持ったら、断捨離できた【エディター体験記】」>>

第29回「​「ときめくもの」が分からないから、大事にしたのは「すっきり感」【ファッションエディター体験記】」>>

第30回「​トレンド好きのはずが、断捨離したら「全身ユニクロ」になった話【ファッションエディター体験記】」>>

第31回「​彼女は「マノロ」私は「ジーユー」。高い靴を買わなきゃおしゃれになれないなんて、誰が決めた?」>>

第32回「​「おしゃれじゃない自分」を惨めに思ったとき、実践したただ1つのこと【ファッションエディター体験記】」>>

第33回「「公園おしゃれ」なんて気にしない。一番地味で、ダサくてもいい!【ファッションエディター体験記】」>>