別れは必ず、次の恋愛に活かすことができる


酷な言い方かもしれませんが、「閉経を機に恋愛対象外になった」というのも、あなたの短気さや束縛などを感じ取る中、話し合っても自分のことをわかってくれないだろう、と悩みに悩んだ末に伝えた言葉だったのかもしれません。

お相手は、みやさんが自覚されている短所も含めて、10年以上お付き合いをし、たくさんの思い出を作ってくれた方。ですから、彼女を憎んだり、恨んだりしないでください。「短気だったな、束縛してしまったな、相手の体のことにまで考えが至らなかったな……」というパートナーシップが上手くいかなかった原因やその気づきを与えてくれたお相手には「感謝の気持ち」だけを心に留め、依存心や未練は少しずつ手放していけるようになることを願います。

みやさんがつらい別れから学び得たものは、とても大きなものです。恋愛経験の別れは失敗ではありません。次は「お互いを尊重できる関係性」を築けるように、今回の​反省点をしっかりと心に刻んで、次に活かして新しい出会いに目を向けてください。

 


「別れを受け入れた」自分に誇りを持って


人を愛するとエゴが出てくるものですが、そのエゴに負けないでください。自分が別れたくないからといって、別れたがっている人を追いかける。それはエゴであり、愛ではないと思います。ですから、どんなに好きでも、納得できなくても、彼女の気持ちを尊重して別れを受け入れたみやさんは、どうかご自分に誇りを持ってください。相手の気持ちを尊重し、別れを受け入れてあげられたのも、美しいひとつの愛の形です。

そしてこれを機に、こうした悩みを相談できる友人を作ってみてはいかがでしょうか? ご自身のことを冷静に見つめ直せたあなたになら、きっと本心を打ち明けられる友ができるでしょう。

何度もお伝えしますが、いくつになっても恋愛はできます。別れという苦しみ引き換えに大きな学びを得たみやさんが、大人としての思いやりや、相手の心と体を労る気持ちを忘れなければ、これからだって素敵な出会いに恵まれるはず。

彼女に感謝の気持ちで区切りをつけたみやさんが、また心から大切にしたいと思える人に巡り会えるよう、私も祈っています。

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取材・文/金澤英恵


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