大組織で「魚座の月と牡羊座の太陽生まれの私」を活かす


――4月1日生まれで太陽星座が牡羊座月星座は魚座の加藤さん。キャリアにおいて、どんな影響を受けられましたか?

『パワーウィッシュ2022特装版 マジカルホロスコープBOX』は、見ているだけで宇宙とのつながりを感じますね!」

子供のころから自然に感じていた「困っている人の役に立ちたい」「世界をより良いところにしたい」という情熱に突き動かされ、社会人として仕事を始めて以来約四半世紀、政府や国連を通して仕事をしてきました。

これらの公的機関は、「地の時代」を象徴するような、ヒエラルキーや格式に重きを置くところで、そこでキャリアを形成する上では、私の太陽星座(牡羊座)の性質がフル活用されたと思います。でも、大きな組織で求められるものに疑問を持つことなく努力し続け「24時間働けます」の“企業戦士”のような働き方で、キャリアを積み上げてくる中で、大きな組織の不条理や、支援を必要とする人々に対しての力不足にやるせない思いを感じることも増えました。

 

今から11年前、国連に入って8年経った頃、中間管理職として、アフガニスタンに単身赴任することに。当時息子は5歳で、幼稚園からエスカレーター式に上がれる小学校のアレンジも完了。夫や周りの仲間の協力もあり、万全の態勢を整えて決心した赴任でしたが、独身時代にカブールに赴任した時に「偉いね~。頑張って」と言われたのとは対照的に、周りからは、「夫と子どもを置いていくの?」「そこまでして出世したい?」と、さまざまな声がありました。

心配してくださる言葉の中に、男性には決して向けられることのない、母となった女性がセーブせずに働くことへの無意識レベルで否定が含まれているのも痛感しました。もちろん、「大丈夫だよ」「サポートするよ」と応援してくれる仲間もいました。最終的に自分の中で、ネガティブな声をシャットアウトし、コンフォート・ゾーンを出ることを選択。おかげさまで、カブールでの重要プロジェクトも成功させ、そしてその後のカイロやバンコクへの単身赴任も果たせましたし、全て結果オーライに。

やってみたら自分も、家族も、職場もハッピー。バンコク勤務の後、今度は家族を優先してウィーンの古巣の職場に戻るという選択をし、過去4年間は前線から離れて大組織管理側に着任しました。それはまた別の試練ではありますが、人生のいろいろなフェーズにおいて、常に宇宙の力にまもられているな~と感じます。


いろいろな個性を尊重し、
「いいね」と賛同できるコミュニティが必要

プライベートでは笑顔が絶えない加藤さん。

――影響力のある立場にいるパワーウィッシャーとして、どのようなメッセージを伝えていきたいですか?

私たちの多くは「AかBか、どちらか選ばなくてはいけない」という前提で考えるように育ってきた場合が多いですよね。

「あれもこれも求めるのは無理」という感覚。でも、「こうでなければならない」という“足枷”を外して、可能性や願いを打ち消さずに、どうやったら願いを実現できるかを柔軟に考えれば、不可能と言われたことが可能になることが多いように思います。もちろん、その時々の惑星の動きと連動した方向性で、宇宙の意図とマッチした行動を取れば、成功する確率が高まるので、Keikoさんの天空解説を参考にするのが得策ですよね(笑)。

世の中変えていかなきゃいけないことがたくさんありますし、「これがおかしいから、変えなきゃいけない」と、分析や批判精神は必要。でも、ダメ出し専門家や批判大名にならないように注意することも大切ですよね。社会を変えていく力は、批判の先にある建設的なアイディアの出し方・サポートの仕方にあると思います。

二極対立の発想というか、物事をAかBかの二者択一で、AはBを責めて、BもAを責めるというフレームで話が進むことが多いですよね。でも、宇宙はAもBもいいといってくれるかもしれないし、AとBの間にもいろいろなオプションがあって、その間の中で、自分にしっくりくる位置を探すこと、自分とは違う視点をもった人とも関係を築くことがどれほど大切か。それが多様性の尊重ということですよね。

環境、教育、貧困、少子化、紛争などなど……社会で変かえなきゃいけないこともたくさんあり、その様子を見て、私たちは「何もできない」と、嘆いて終わってしまいがちです。

でも、それぞれが今いる場所からでもやれることは必ずあると思います。自分の行動を変えることもできるし、社会変革を進めるリーダーを応援することも大切な貢献です。例えば、共感することをしている会社の製品を買う、「そうそう!」と思うTwitterをリツイートで拡散する。これまで無理と思われたことを初めてやろうとしている人、新たな扉を開けた人に、自分と意見や生き方や価値観が違っていても、「それも、いいね!」と、賛同してサポートし合えるコミュニティづくりが大切だと思います。

これって、月星座の考え方がとっても役立つと思います。Keikoさんのおっしゃる「全方位に開かれた人になれば、360度からチャンスがやってくる」の発想。それに最近では、「風の時代」ならではの、みんなの個性を活かした発信の仕方・つながり方の可能性を日々感じて、ワクワクしています。

学生時代から比較宗教や哲学が大好きで、真言宗やスーフィズムなど色々学びの機会に恵まれた後に、出会ったKeikoさんのルナロジー。日々発信される言葉や本、新月・満月のパワーウィッシュ習慣や、宇宙との連動をサポートしてくれるアイテムの数々……。

私にとっては、心と魂を潤し、宇宙の意図とリンクさせてくれるゴスペルのような存在です! 素敵なデザインや色にうっとりして、魚座的感性や乙女心も満たされますし、日本と遠く離れていても、パワーウィッシュ・アカデミーを通してコミュニティ感もたっぷり味わえます。おかげさまで、この星のどこにいても、どんな試練の時も、宇宙に溢れる愛と慈しみを感じ、その時々の天空の意図と連動し、流れ込むワクワク感に心を開いて、日々楽しく生きています。

6月30日公開の後半は、パワーウィッシュや月星座を存分に生かした「50歳からのセカンドライフの展望」へと続きます! どうぞお楽しみに♪

右端が加藤さんの夫・パトリックさん、前列右端が息子・叡安(えあん)さん。家族や親しい友人との集いはホッとできる大切なひと時。
 

<新刊紹介>
『パワーウィッシュノート2022』
定価:本体1100円(税別) 講談社

「どうしてこんなに願いがスルスル叶うの?」海外でも大反響! 新月・満月を使ったライフシフトメソッドを完全ノート化。片づけコンサルタントこんまりこと、近藤麻理恵さんやモデル・アン ミカさんなど、著名人も長年にわたって愛用しているロングセラー。

【この本で何が変わるの?】
①時代の追い風はどう変わる? 世界の大きな風向きが分かる

時代の追い風を司る「木星」を中心に、惑星の動きから2022年の追い風のありかを解説。自分の得意分野をどうそこに乗せるかのヒントに。

②一年間(24回分)の新月・満月のパワーウィッシュで願望達成
正確な新月・満月時間と、その時々にどんな願いが叶いやすいかレクチャー。新月と満月の波動に沿ったイメージングとライティングで、願いが叶いやすいタイプに体質改善されていく副産物も!

③眠った潜在意識がみるみる開花、自分軸が育つ
一度願いが叶いだすと、芋づる式に叶いやすくなるのがパワーウィシュ。潜在意識にスイッチが入り、自分軸がしぜんと育ちます。

④年3回の「水星逆行」を味方につけて運をアップ
情報を司る惑星・水星が逆行する期間は何かとトラブルが起こりがちと言われます。しかし、実はこの期間は、すでに書いた「パワーウィッシュ」を見直す&書き直すことで、叶いやすくするマジカルなタイミングに。

 


撮影/神戸健太郎
文/川村一代
構成/藤本容子

 

 

前回記事「「私がミスコンのアドバイザーに!?」 トランスジェンダーの私が人生を切り開いた「月」のパワーウィッシュ」はこちら>>

 
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