キャリアとはその人の“いま”“現在”。
仕事でもプライベートでもその時々に進む方向を選び、積み重ね、出来上がったその人の経験値です。
人生の選択肢を前に、突然の出会いや直感がおりてくる時。それ、実は「月」のチカラだったりするのかも? ちょっぴりマジカル、でも大きく人生が好転した「新月・満月」の体験談をご紹介する連載です。

 

今回ご紹介する加藤美和さんは、ウィーン在住で「UNDOC(United Nations Office on Drugs and Crime=国連薬物・犯罪事務所)」グローバル事業局長。上智大学大学院で国際関係論を専攻し、98年修士過程終了後、ニューヨークで、日本政府の国連代表部の専門調査員に。その後、在オーストリア日本大使館勤務等を経て、03年、国連の正規職員に採用された後、ウイーン、カブール、カイロ、バンコクと世界各地で勤務。世界の平和と発展に貢献する国連組織の中枢で、機構改革にも尽力する日本人女性です。太陽星座は牡羊座。月星座は魚座。


Keikoさんワールドとの運命の出会い


――海外に暮らす加藤さんが、Keikoさんとパワーウィッシュと出会ったきっかけは?

日本を離れて海外に暮らし20年以上になりますが、日本に帰国する度に、本屋さんで時間を過ごします。10年近く前、日本に一時帰国したとき、今はなき六本木のABCブックセンターにどうしても行きたくなり、空港から直行。国際情勢や文学、アートなどのコーナーを見ている最中、普段向かわないコーナーに平積みされていたKeikoさんの著書『宇宙とつながる! 願う前に、願いがかなう本』が目に留まり、引き寄せられるように手に取りました。

そこに書かれていた、宇宙とのつながり方、運命の輪を回すための条件、月星座をつかった新月の願いなど「私もそう思ってた!」と共感することが多く、感動して、すぐにKeikoさんのメルマガをフォローしました。その後、カブール、カイロ、バンコク、ウィーンと全く違う境遇に身を置きながら、東京からメールで届く情報はシンクロすること続きで、時空を超えたつながりを感じました。

それ以来Keikoさんの世界観は、私の根幹に組み込まれ、どんなに忙しくても毎日情報をキャッチしています。
 

インドネシアのジャワ島で女性支援のプロジェクトを視察。
 

2015年秋に、エジプトで女性の支援に特化した仕事をしているとき、Keikoさんがメルマガで、北欧の街を歩く中で体験された古代エジプトとのシンクロ体験の話をされ、“前世はエジプトで暮らしていたと感じた”と書かれていて。これを読んだとき、私が当時体験していたこととシンクロすることが沢山あり、不思議なご縁を感じました。

ちょうどそのころ、エジプトに日本から、社会の在り方を変える影響力のあるオピニオンリーダーの女性をお招きするプロジェクトを考えていたので、勇気を出してKeikoさんにコンタクトのメールを送ってみたんです。

ずっと心が求めていた「風の時代」の価値観

今思うと、「地の時代」の象徴のような組織で働きながらも、Keikoさんが発信する「風の時代」を先取りしたものに、心が共鳴していた気がします。結局、その時のイベント自体は、タイミング等合わず、Keikoさんにカイロにおいでいただくには至りませんでしたが、Keikoさんの世界とつながりができた運命的な瞬間でした。

このイベントには、後に東京都知事になられた小池百合子さんや資生堂の執行役員の方など素敵な日本の女性リーダーにお越し頂き、新しい世界を作るリーダシーップのありかたと社会変革について、日本とエジプトの識者提言を大統領に手交したりと、大きな成果につながりました。

「アラブの春」後の難しい情勢の中、こういった新しい視点での仕事が評価されて、エジプトの国所長から、UNWOMENのアジア太平洋地域所長に抜擢され、バンコクへ異動。アジアでの女性のエンパワメント推進の仕事は、「水を得た魚」状態で、日本を含むアジア42か国の女性の地位向上に向けたいくつもの革新的な支援に携わることができました。

 
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