こんにちは、エディターの昼田です。

もっと「髪型」に頼っていい。服に飽きたら、髪型を変えればいいんです!【ファッションエディター体験記】_img0
ワンピース/マディソンブルー シューズ/ザラ

前回の記事でお話しした通り、断捨離中に「おしゃれの印象はヘアスタイルが決めている」ということに気がついてしまった。言い換えれば、ヘアスタイルにだけ気を使っていればいいということになるわけで、私が頑張るのは髪型だけでいいのだ!

 

そう思うとものすごく気持ちがラクになりました。力の入れどころが分かったんです。

よし決めた! 髪型だけはおしゃれにする!

その頃、久しぶりに会った友人がすっかり垢抜けた印象で、髪型がものすごくおしゃれに変わっていたんです。しかもパーマかと思ったら全部くせ毛だって言うわけですよ。え? 嘘でしょ? カットがうますぎる! どこの誰に切ってもらっているの?

それが、今、私の髪を切ってくださっている「コクーン」のSAKURAさんでした。

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川良編集長をはじめ、私のまわりはコクーン仲間が多いこと! コクーンでは誰に切ってもらっても、その技術の高さはみんなが認めるところ。
※SAKURAさんは現在紹介のみです。

はじめて切ってもらったときは新しい髪型に見慣れない私だなぁと思いつつ。驚いたのは次の日。濡らしてオイル、ジェルをつけたら完成。2分もかからずしてサロンで仕上げてもらったヘアを再現できた。

な、な、なんと! 私の髪が一瞬で決まった!?


クセ毛で剛毛、毛量多め、おまけに絶壁。自分でも扱いづらいのだから、美容室に行ってもいい思いをしたことがなく、小さい頃から自分の髪が大嫌いだった。何度親を恨んだことか。真っ直ぐできれいな髪の友達をどれほど羨ましいと思ったことか。

それが38歳にして、「私の髪、なんかいいかも」と思えた。このクセ毛もいい味出しているのかもって、人生で初めて、自分の髪を受け入れることができたんです。

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ちょうどその頃かな。

それからずっとカットはSAKURAさんに。
前回と同じヘアということは一度もなく、行くたびに新しい私に生まれ変わったような気分でした。毎朝、不器用な私でも自分の髪をうまく扱えている感覚がうれしくて、「私の髪、なんかいいかも」が「けっこういいかも」に変わり、どんどん好きになった。

絶対無理! と思っていた髪型も、ただの「思い込み」だということにも気がつきました。

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おでこを出すのだけは死んでも避けたい! と思っていたけれど、今となっては毎日そう(笑)! SAKURAさんの手によって知らない私を引き出してもらえました。

すると今度は「こんな髪型にしてみたい」という望みが出るようになったんです。自分なんかが……と思っていた私は、写真を見せることにすごく抵抗があって。おまけに見本の写真はストレートヘアだし、私の髪質と違いすぎるし、無理ですって言われかねない……。

そんなときも、SAKURAさんは「いいかも〜!」と私が欲しいディテールをうまく落とし込んでくれた。自分を受け入れてもらったこともうれしかったし、自分の望みを口に出せたことが、わたしの中では“大きな一歩”でした。

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こんなふうに、ピンタレストでいいなと思う髪型を集めてみたり。

あるときはこんなことも思いました。

「もっとかっこよくなりたい。男性みたいなヘアにしたい。」
でも、周りになんて言われるだろう。モテとは無縁のヘアを夫は受け入れてくれるのだろうか。
不安はいっぱいあったけれどやってみたら、意外と好反応。「かわいいね!」とは絶対言われないけれど(笑)、女らしくあらねばという価値観に囚われず、自分の内側にあるものを表に出していくことにものすごく満足感がありました。

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ハンサム感が増してきた(笑)2018年ごろ。

自分を知り、自分を受け入れ、自分を出していく。そんな小さな変化が積み重なって、気がつくと、「服はどうでもいい。髪が私のすべて」と思えるほどに変わっていました。これほどに自分らしさを表現できているパーツはなく、クセ毛の一本一本すらも愛おしい。なんでもないTシャツでも、髪型のおかげで“おしゃれしている気持ち”でいられたのです。

そして「おしゃれの絶対法則」を知った2017年から今日まで、自分の髪と本気で向き合った4年間。髪がたくさんのことに気づかせてくれました。

 
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