「陽キャ」も「一軍も」も意味がない格付け


そして三つめは、「スクールカースト」のばかばかしさです。これは大人なら多くの人が思うところかもしれません。学生の時って、リーダー格、とか陽キャ、とか、一軍、とかそういう階層化があって、それが絶対的だと思い込んでしまうことってありませんか?

 

正直大人になると、本当にあんなくだらないものがあったのか、と思うのです。大人になれば、スクールカースト上位の人が幸せじゃなくなっていたり、逆にカースト下位みたいな扱いを受けていた人がめちゃくちゃ成功してイケイケだったり。そんな番狂わせが無限にあるのです。

そしてもっと言えば、人をランク付けすること自体あまりにナンセンス。学生時代の人をはかる尺度って、見た目とか面白さとか、割と限定的だと思うのですが、社会に出るともっと多様な軸があります。

だからスクールカーストは過去の話、になります。スクールカーストに縛られたり、それで人の価値を値踏みしたりするのはあまりにもったいない!!! と思います。

 

不登校の時期を支えた「大人たち」の言動


最後に、子どもながらに不登校の時、大人の対応で嬉しかったこともお伝えしておきたいと思います。

まずやはり、無理やり学校に行けと言わないことが大事だと思います。私は父親が不登校を許さない人で、学校に行かないととても怒られて本当に苦しかったです。フリースクールに移行してからは誰からも学校に行けと言われなくなり、心の負担がかなり減りました。無理に行けと言われて行けるならそもそも不登校になっていないし、どんどん追い詰められてしまいます。

逆に、フリースクールや相談室登校は、可能性を信じてそっと背中を押してくれたからこそ移行できたので、無理にではなく、選択肢を提示してくれることも時に大切だなと思います。