その発言、本当に悪気ない?劣等感をえぐる女友達

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ドラマの中で描かれているのは、ママ友たちの友情と争い。ポイントとなったのは、ウンピョと、二人のママ友ライバルの関係でした。

まずは、ウンピョの幼馴染であり、引越し後に偶然再会したジナ。同じマンションのペントハウスに住むため、ママ友たちからは「最上階の女神」と呼ばれています。

ジナは、“女神”と呼ばれるだけあって、富と美貌、育ちの良さ、イケメンの夫、成功したキャリアなど、一見全てを手に入れているように見えます。そしてジナはウンピョにとって、心の奥に眠っている劣等感を刺激される存在。彼女は昔からいつでも、ウンピョが欲しいものを簡単にさらっていってしまうからです。

皆さんも青春時代を振り返ってみて、こういうアイドルのセンターポジションみたいな女の子、クラスに一人はいませんでしたか……? 私の近くには、いました(笑)。しかもそういう子とすごく親しくなったために、自分が霞んで見える気がして、ウンピョのような虚しい感情を抱いたことが何度もあったなあ……なんて、苦い青春の記憶が蘇りました。

無邪気な言動で、ウンピョの傷をえぐるジナに何度もモヤモヤ。悪気ないふりしてコンプレックスを正面から突いてくるような、いわゆるフレネミー的な言動が多かったですよね。女友達にこういう行動をされたことのある人なら、誰もが同情したのではないでしょうか。

 

ママ友でも本当の友達になれる? 大人の友情とは

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子供の時から友達のジナとは対照的なのが、 “ママ友”として出会ったお隣のチュニ。

医者の妻であるチュニは、超完璧な教育ママなので、教育に無頓着なウンピョとは最初から衝突してしまいます。しかしトラブルを重ねながら次第に信頼関係が築かれていくのです。

特にウンピョとチュニが二人でお酒を飲みに行くシーンがすごく好きで、それまでママ友の一線を越えなかった二人が、初めて素顔で向き合ったように見えました。

ウンピョとチュニは、性格も価値観も教育方針も全く異なるし、揉め事もしょっちゅう。だけど唯一の共通点が、「子供を守るために必死で闘う」という強い思い。

むしろ二人は学生時代や独身時代だったら、接点がないし、友達にはなれない二人かもしれません。でも子供を持つ母親として、やり方は違うけれど、同じ信念を持っていることで二人の間に見えない絆が芽生えていくのです。“ママ友の人間関係”というとネガティブなイメージを抱く人も多いようですが、二人の関係を見ていると胸が熱くなりました。

大人になってから本当の友情を育むのって、決して簡単ではないですよね。でも経験を重ねているからこそ、若い時に比べて他人の苦悩が理解できます。そうしてお互いの苦しみが分かり合えたとき、思いがけず心の結束が生まれるのかもしれません。“大人の友情”って悪くない。そんな風に感じたのでした。

ちなみにウンピョ、ジナ、チュニの3人とも、40代の女優が演じていますが、彼女たちの美しさや若々しさも見どころ。『グリーン・マザーズ・クラブ』、ぜひご覧ください。

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美人ママたちの壮絶な争いから目が離せない!
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構成/山本理沙

 


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