HOW TO STYLE
前髪の起点となる部分は
三角形に毛束をとる

 

前髪の位置を決めます。この時、分け目の部分に毛髪が密集するよう、三角形に毛束をとるのが最大のポイント。こうすることで“つむじより前の分け目”が完全に隠れます。また、狭めの前髪が作れるので前髪部分が横に広がらないメリットも。これにより、自然に輪郭をカバーできます。

 

長め&透け感を意識してカット

 

前髪をカットします。普段は眼鏡をかけるティナさん。「大人女性はやや長めの前髪のほうがかっこよく決まります。眼鏡にかからない上まぶたギリギリくらいで切りましょう。最近は透け感のあるシースルーバングが人気ですが、削ぎすぎると細毛の方は逆に薄く貧相に見えてしまいますから、軽さはあまりつけず、スタイリング剤で透け感を出しましょう」とVANさん。


前髪の根元はぼかすようにドライ

 

トップやフロントに厚みがなくなってきた人は、ドライ法もチェンジしてみるとよいそう。「前髪を作ったら、根元部分を指先で振りながら空気を入れるようにドライします。根元が立ち上がり、自然なふんわり感が出るのでペタッとした印象が解消されます」(VANさん)


仕上がりはこちら!

 

3年以上も前髪なしの髪型だったティナさん。「久しぶりに前髪をカットして新鮮な気分です。前髪を作ると、こんなに明るい雰囲気になるなんて驚きです」と話します。

VANさん曰く、ワンレングスのスタイルは年齢と共に悩ましい女性が増えていくとか。
「おしゃれに見えるので好む人はたくさんいますが、髪が細くなると分け目や量感が気になったり、前髪にクセも出てたりして地味にみえやすい……と悩む人が目立ちます。あと、ペタッと間延びしやすいです。対策として長めの前髪を作り、それに合わせてサイドバックもウエイトを上げると解決できます。スタイリングはオイルを全体になじませ、束感を演出しましょう。前髪にも束を出すと、今どきの透け感が出て一気にあか抜けますよ」

side&back
アウトラインには丸みをつけながら3センチほどカットし、サイドとバックのウエイトを上げました。重心がアップすることで輪郭もすっきりとします。

ZOOM UP!
分け目のbefore→afterがこちら

前髪の幅は狭く作りつつ、三角型に毛束をとってカットすることでフロントの地肌が覆われて分け目の面積が減少! この方法なら、トップのペタンコ感や白髪も目立ちにくいので大人世代にはうれしい限りです。


レングスはあまり変えなくても、前髪カットだけで雰囲気が軽やかになったティナさん。涼し気な目元も強調されて、華やぎ感が増した印象です。
「最初は少しだけドキドキでしたが、周りの人からも褒めていただきうれしいですね。とても気に入りました」(ティナさん)

大人になると髪の量感や太さが気になる人が増えてきますが、カットだけでまだまだカバーは可能です。フロントの印象がぐっと華やぐ大人仕様のシースルーバング、夏のヘアスタイルの参考にしてみて下さいね。

 
Salon Data・Cocoon 表参道東京都渋谷区神宮前 5-6-5 Path 表参道 A棟 B1
tel. 03-5466-1366


街でみかけた大人女性の髪型ビフォーアフター!
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撮影/古谷利幸
取材・文/小澤佐知子
構成/國見香

 


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