90年代のスーパーモデルブーム、あなたのお気に入りは誰でしたか? ケイト・モスやシンディ・クロフォードもかっこよかったけれど、個人的にいちばんメジャー感があったと思うのは、やっぱりクラウディア・シファー。

シャネルの1995春夏コレクションから。写真:Fashion Anthology/アフロ

ブロンドヘアに立体感のあるグラマーなスタイル、まるでバービードールがそのまま人間になったようなルックスで当時の人気ブランド「GUESS? 」の広告モデルを務めていた姿が印象に残っています。たしかブリジット・バルドーの再来とも言われていましたよね。

 

そんなクラウディアも今や51歳。インスタグラムにビーチでのビキニを着たセルフィーを投稿したのですが、その姿が相変わらず美しいと話題に。


たしかに手足もウエストもほっそりしていて、スタイルをキープしているのがすごい! かといってJ.Loみたいに鍛えまくってムキムキしているわけでもなく、とってもナチュラル。このタイプの人ってきっと、努力というより食べても太りにくい体質なのでは。

そんなクラウディアですが、以前インタビューで歳を重ねることについてこう語っていました。

「年齢とは祝福されて尊敬されるべきものだと思う。誕生日にケーキでパーティをするのには理由があるし、私は毎年歳を取るたびに同じように嬉しく思うわ。私はかつてないほど自信と幸せを感じるようになっているし、若く見せる努力をしようとは思わない。今を受け入れているの」。

現在のクラウディア・シファー。写真:REX/アフロ

経験から自信を育み、失敗から学び続けることが大事だとクラウディア。

「毎年、経験からくる自信を楽しむこと。過ちから学んで、常に成長しつづけること。自分を他人と比べないこと。完璧な人間などいないし、人はそれぞれ違うもの。自分の不完璧さを愛することを学ぶこと。その不完全さこそがあなたらしさを作り上げているものでもあるのだから。幸せであることと健康であることだけに集中すれば、ほかのものはあとから着いてくるわ」。


最近、自分を不甲斐なく思う出来事があって落ち込んでいた私は、このクラウディアの言葉に慰められました。いくつになっても過ちを犯してしまう自分が嫌になるけれど、みな欠点が異なるだけ。その失敗から学ぼうとすることをやめなければ、そして幸せであることにフォーカスし続ければ、いつか心は平穏を取り戻せるのかなと。

人と比べて落ち込むこともあるけれど。とりあえずは、今、健康で仕事がある幸せに感謝する。経験を積むことでそれができるようになるのが、加齢のいちばんの恩恵なのかもしれません。
 

 


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