才能と人脈をフル活用。いつまでもワクワクする環境に身を置きたい


――現在のご自身の道場について教えてください。

中野:サンノゼは世界で最もビジネスの盛んな場所、かつ非常に国際的な場所です。英語という一つの言語を通していろいろな人たちとつながれることが魅力ですね。そして、“自分の才能をお金に換えることができる”“才能のある人がちゃんと稼いでいける”という場所でもあると感じます。たとえば僕。アメリカに来たときから、周囲の柔道関係者の方に「絶対にタダで柔道を教えるな」と言われていました。これを日本の方に言うと訝しがられるかもしれませんが、ここでは「人が努力して身に着けた技術やノウハウはお金を払って教えてもらうべき」という考え方が根付いています。お金をいただいて柔道を教えるのですから、こちらもプロフェッショナルでなければなりません。道場を開いて数年経った今でも日々柔道のスキルや指導法を研究しています。

――ご自身の道場で開催している、日本での「柔道ツアー」について教えてください。

中野:これまでに2回、延べ50人の生徒を連れて、日本で柔道の練習をするツアーを開催しました。「武者修行」のようなものですね。コロナ禍のため過去3年開催できていませんでしたが、来年7月に12日間のツアーを予定しています。首都圏にある強豪大学や道場などをまわる予定です。日本で築いた人脈をフル活用していますね!

中野さんは井上康生さん(東海大学教授・全日本柔道連盟強化副委員長)と同じ道場出身。いまでも公私にわたり交流があるそうです。


――今後の展望や夢を教えてください。

中野:多過ぎてお伝えできません!(笑) 挑戦したいことがたくさんあり、自分でもどこから手を付けていいかわからない状態です。いつまでも自分にとってワクワクした環境に身を置き、ワクワクする人生を作っていきたいと思います。

中野さんと奥様の温子さん、長男の航太郎くん。航太郎くんは中野さんのユーチューブチャンネルにも登場しています!

2009年、中野さんも私も実業団にいたころ。スーツ姿で、「センパイ、僕アメリカに行きます!」と目を輝かせて話してくれた日のことを覚えています。これからどんな新しいチャレンジをするのか、目が離せません。

来年の夏、日本で会えるのを楽しみにしています。(コロナ禍が終息していることを祈り)帰って来たら、盛大な飲み会を開くからね!

 
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