列車やバスが来るのは1~2時間に1本。都会に行くと数分に1本は来ますから、あまりの違いに驚きますよね。さらに列車は1~2両編成。都会の方は「短っ!」と衝撃を受けるかもしれません。駅と駅の間隔がとても長く、車両には必ずトイレがあります。ドアも自動ではなく、開閉ボタンを押す手動タイプです。

超便利だけど、やっぱりツライよ「都会の満員電車」


一方、都会は車なしで生活可能。ちょっと歩けばコンビニやスーパーがあり、なんでも揃ってしまいます。田舎だと列車を1本逃すともう途方に暮れてしまうのですが、都会だとすぐにまた次の電車が来てくれる。たくさん鉄道会社があるから、乗り換えは面倒臭いけれど、いろんな移動手段があってすごく便利ですよね。

 

でも、都会の満員電車はいまだに慣れません。混雑の時間帯は、すでにいっぱいなのに無理矢理人が乗り込んできて、ギューギュー押されてもみくちゃに。体が浮いたこともあります。筆者の田舎だと列車で座れない、なんてことはありえないのですが、都会だと座れたらラッキー。加えて、都会は駅によっては駐輪場が有料で満車なところが多く、自転車を駐めるのも一苦労です。

 


【田舎と都会の違い②:人付き合い】
勤め先に、不倫・再婚まで。住民のプライバシーは筒抜け


田舎はなんといっても、地域の人間関係が超濃厚! 町内会があり、地域行事が活発で、役員も順番に回ってきます。区内放送では、どこの誰が亡くなって、いつお葬式があります、という情報が常に入ってきます。

 

家族構成や、どんな仕事に就いていているか、子どもはどこの学校に通っているか……はもちろん、夫婦仲がいい、悪い、あそこは再婚、不倫してる、なんてプライベートも全部筒抜け。噂が地域を駆け巡るその速さといったら! 人も家も少ないため、情報を把握しやすいみたいです。プライバシーはないに等しいですが、お米や野菜をくれたり、車が雪にはまったら雪かきを手伝ってくれたり、全然知らない人が気軽に話しかけてくれたりと、人の温かさを感じられることもたくさんあります。

「他人に無関心」なことは、都会の心地よさでもある


逆に都会は、ご近所づきあいがない! もちろん人によるとは思いますが、引っ越した際に、防犯の観点から隣近所にあいさつに行かないというのも驚きました。都会は人が多く、入れ替わりが激しいですから、いちいち他人に構っていられないというか、あまり付き合いが深くなりません。単身者は特に参加必須の町内会もないですし、田舎のようにお葬式や行事のお手伝いを住民で回す、といったこともありません。

でも、そんな「他人に無関心であること」は筆者の“東京の好きなところ”のひとつです。田舎だったら、派手な恰好をしたりお洒落したりすると、全然知らない人からも「あらどうしたの~!」と声をかけられたり、ジロジロ見られたりします。東京は個性的な人も多いですし、服装にわざわざ触れたり、ジロジロ見ることもないですよね。