「自然」にカウントすべきか迷う、都会のささやかな緑たち


そんなど田舎で育った筆者は、都会の自然の少なさに驚愕しました。まず感じたのは「空、せまっっっ!!!!!」ということ。 高い建物が多くて、空の表情なんて見えません。星も存在感ゼロ。さらに自然の香りがまったくしないことには、ショックすら受けました。

 

東京育ちの友人は、代々木公園や日比谷公園で自然を楽しめると言っていたのですが、筆者的にはたしかに木があるとはいえ「え! あれを自然にカウントするの?!」と衝撃を受けたのを覚えています(東京出身の方ごめんなさい)。ところどころ植物があるといえばあるのですが、スケールがこぢんまりしすぎていて、正直全く自然に触れている実感がないのです。

だから、東京に来てからずっと自然に飢えています。でもその代わり、都会は夜景が綺麗で、六本木などの大都会のビル群は迫力があり、見ているだけでちょっとテンションが上がります。

 


【田舎と都会の違い④:人口密度】
どこに行ってもストレスフリー。田舎のソーシャルディスタンス


田舎はいわずもがな、人が少ないです。だから混雑とも無縁。都会の花火大会ともなれば見渡す限り人の海ですよね。田舎では土手などがある場所で開催されることが多く、人も密集しなければ、ソーシャルディスタンスも余裕でとれます。

筆者の地元では湖のほとりにある温泉から花火を見られたのですが、どこに行っても人が少ないので、ストレスフリーで迫力ある花火を楽しめました。

 

人口が少ないということは、その分お店も少ないですし、夜はすぐ閉まります。夜道は人っ子一人歩いておらず、あたりは真っ暗。都会だと当たり前にある、カフェやアパレルショップなどのお店はほとんどありません。

「人を回避しながら歩くスキル」が試される、都会の日常生活


その点、都会はお店も多いし、どこに行っても人、人、人! 週末のショッピングモールや観光スポットは漏れなく激混みです。人気店は行列ができていて、待ち時間が発生することも当たり前。

人混みを歩くだけでも疲れますが、帰りもまた人が多い電車に乗らなければならないので体力が要ります。新宿や渋谷の人の多さは、何度行っても唖然としてしまいます。しかも、都会の人って歩くのが早いですよね。みんなすごいスピードでスタスタ歩きます。立ち止まると邪魔になるし、気を抜くと人とぶつかってしまう……。前よりは慣れましたが、やっぱり人混みは苦手です。

それでも都会は、キラキラしたもので溢れていて心躍ります。最新の流行が詰まったお洒落なお店もたくさん。めちゃめちゃハイセンスな服がショーウィンドーに飾られていて、SNS映えするカフェもそこらじゅうにあります。物欲が刺激されまくりの街である反面、お金がないとあまり楽しめない、と言えるかもしれません。