毎週、楽しみに読んでいるブログがあります。

幻冬舎plusの、竹村優子さんの編集部ブログ。(講談社のブログで他社サイトの話をしてすみません…!)竹村さんは幻冬舎の編集者で、ウェブサイトである幻冬舎plusの編集長もつとめている方です。

竹村さんのブログは週一更新。月曜日は打合せしてゲラチェックして、火曜日は新刊の部数決定会議、水曜日の夜には著者のイベントに参加……てな感じで本をつくる現場がリアルに描かれています。本好きにはたまらないコンテンツ!(読むには無料会員登録が必要です)

このブログを発掘したきっかけは、上野千鶴子さんと鈴木涼美さんの『往復書簡 限界から始まる』。この本はもう3回は読んだのですが、関連情報を探してネットの海をさまよっていたとき、担当編集だった竹村さんのブログを見つけたのでした。

上野さんもあとがきで、「彼女を3人目の著者にしたいくらいです」と書いています。原稿を送るたびに、「自分の経験にひきつけて痛切なコメントを送り返してくれ」たという凄腕の編集者。そんな人の日々を覗き見られるのは、本好きとしてもお仕事エンタメ好きとしてもたまらないものがあります。

 

最近、『読書会という幸福』(向井和美/岩波新書)という本を読み、あまりに面白かったのでその後手持ちの「読書会もの」を何冊かパラパラと読み直しました。その中の一冊が『読書会入門』(山本多津也/幻冬舎新書)。読みながらふと、「ん?これ、もしかして」と竹村さんブログを検索するとヒット。これも竹村さんが手がけた本でした。

更に、本書のなかで山本さんが紹介している『弱いつながり』(東浩紀/幻冬舎文庫)にピンときて読み返したくなり、本棚を探すも見つからず。すぐにkindleにダウンロードしましたが、Amazonの画面に表示された「幻冬舎」のワードにまた「ん?まてよ」……竹村さんブログへ、はい当たり。

紙の本、絶対家の中のどこかにあるはず。

今日はもう竹村さんデーだと思い、しばらく前からよくブログに登場していた『ロンドンならすぐに恋人ができると思っていた』(鈴木綾/幻冬舎)を購入。幻冬舎plusでコラム「月が綺麗ですね 綾の倫敦日記」を連載されていた国籍非公開(鈴木綾はペンネームだそうで、自分は日本人ではないと明言されています)の30代女性による初の著書。日本で6年働き、MBAを取得しロンドンに移住。ハラスメントから逃れられない日本に限界を感じて脱出するも、ロンドンにはロンドンの暮らしにくさがあって……。これは面白いぞ、竹村さん。本によっていろいろな「攻め方」を考える編集者さんなんだなあ。

表紙も、国籍不明感が強い女性のイラスト。

本の見つけ方、読み方っていろいろありますね。初の「編集者読み」、楽しかったです。あ、竹村さんも登場する、幻冬舎plusのYoutubeも面白いです。お気に入りは、作家・書評家の三宅香帆さんと語る「文庫解説の知られざる世界」の回。

……ちなみに読書しりとりはまだ続いていて、『弱いつながり』の「旅は「自分」ではなく「検索ワード」を変える」という一文から、「人生で大切なのは人・本・旅」と繰り返し説いている出口治明さんの著作に飛びました。楽しい楽しい読書しりとり(終わらない)。

お気に入りの夏限定ランチ。冷やししぐれラーメン♪