今年49歳になり、50代も視野に入ってきた私ですが、この先の50代、60代は未知の領域。そんな中、現在84歳のベテラン女優、ジェーン・フォンダが80代のリアルについて赤裸々に語っているインタビュー記事が、毎回勉強になります。

写真:REX/アフロ

72歳のときに「今までの人生で最高のセックスライフを送っている」と発言していた彼女ですが、先日は、女性のセックスは歳を取れば取るほどよくなる理由について発言していました。

 

「それは、女性が欲しいものを口に出すことを恐れなくなるからだと思う。私たちは口に出さないことに時間を長くかけすぎてきたわ。『ちょっと待って、そのまま、そのまま。違う違う違う。もっとゆっくり。もう少しだけ左』。そういうことを口に出すのが嫌なのよね。だけど歳をとると、『ノー。私が欲しいものは私がわかってる。私が欲しいものをちょうだい』と言えるようになる。

「私は自分のセクシュアリティを歳を重ねるほどに幸せに乗り越えてきた。そのことに感謝しているわ。それは勇気と意志が必要なこと。大事なのは、性的にアクティブであり続ける必要はないと知ることね。だけどいくつになったってセクシュアルでいることは可能だわ。毎年のように洗練されたバイブレーターが発売され、そのたくさんのバイブレーターが私の元に送られてくる」。

70代、80代になってもセクシュアルでいるのをやめる必要はない、とジェーン。

「それは自分のチョイスでいいの。私たちが70代になっても80代になっても90代になっても、性的なことをするかどうかは自分で決める権利を持つべきなのよ」。

正直、60代以上になってからの自分の性生活がどんな風になっているかって想像もつかないのですが、何歳になったから、とセックスをあきらめたりする必要はないし、セックスライフがあってもなくてもいいんだ、と思うと、少し気が楽になる気がします。

また、アンチエイジングの美容整形についても、過去に何度もフェイスリフト手術を受けたことをカミングアウト。だけどもうやらない、とコメントしています。

「フェイスリフトをやめた理由は、めちゃくちゃな顔になりたくなかったから。フェイスリフトした顔を誇りには思えなかったの。私が手術を受けたことは認めるわ。だけどあれは依存性があると思う。だからやり続けないことだと伝えたい。たくさんの女性がフェイスリフトに依存していると思う」。

2020年には「もう美容整形手術は受けない」と宣言したジェーンですが、ありのままの自分を受け入れるのは毎日努力しないといけない大変なことだと、正直な心情も吐露。

そんな彼女がたどり着いた、エイジングの秘訣。「年齢は大したことじゃなくて、単なる数字。大事なのは健康であること。私は今では顔にそんなに手間をかけなくなった。フェイスクリームに大金をはたくようなことはしなくなったわ。その代わり、保湿はたっぷりして、よく眠り、よく動き、お日様を浴びて、私を笑わせてくれる友人たちをいっぱい持っている。笑うのはとてもいいことだわ」。

つまり年齢を重ねるほどに、容姿よりも、心身ともに健康で笑顔でいられることが幸せを感じる鍵になる、ということですよね。私も今のうちから、身体のケアと、ユーモアのセンスがある友人を大切にしていこうと心に誓いました。

やっぱり人生の大先輩の言葉は、勉強になるなぁ。

 


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